自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

嵐のシリコンバレー

シリコンバレーは1週間近く記録的な降雨と連日の嵐でした。いつも散歩する川沿いの公園の水が増水。散歩道の半分は閉鎖に。この公園はちいさな干ばつしまくった川があり、頑張れば、飛んで渡れるんじゃないか?という場所もあったほど。渡はこの散歩道が大好きです。川の片側をあるいて、数キロあるくと、橋をわたって、また反対側を歩いて帰って来れます。川の両側のお散歩ができるわけです。最近の私の課題は渡のルーティンを破る事。

自閉症なので、教えれば律儀にスケジュールを守りますが、フレキシブルというのが苦手なので、突発的なことの対応がどうしても苦手。スケジュールが変わったりするとか、天候不順などの危険を察知する力が弱い。

渡は、なぜか24時間後に雨が降る降らないは、小さい時から天気予報より確実に当てれるのに、傘を持っていくということに繋がらなかったりします。雨がふっているのに、傘を手にもっていたりとか。いくら教えても、

「傘はトトロのように飛ぶためにあるもの。」

だそうです。

この公園は、水が大好きな渡の日常の散歩道なので、嵐が来ても私がいなければ、歩きに行ってしまうかもしれないわけです。これが、怖い。

なので、きのうの晴れた夕方に下見をし、今日の晴天の中。渡に水かさが増すという事は、どういうことか?何が危険なのか?を目で見せる事に決定。朝早くからおきて、見せてきました。

まずは、閉まっているいつもの散歩道。

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けど、反対側の川岸の散歩道は開いているので、歩けます。

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嵐の日は、水かさは私の身長よりもあったらしく、私の身長と同じくらいのところにゴミがひっかかっています。

渡にそのことを説明。鉄砲水は、こういう川幅の狭いところのほうがあぶないことを説明しました。

最初は、すごい水だ!と喜んでおりましたが、どんどんと説明していくとだんだん不安に。

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この流れと音には、驚いた模様です。

なので、大雨が連日降った日とその次の日は川に近寄らないことを話しました。

決まっているからという理由で散歩にきてはいけないこともなんとなくわかった模様です。

これから、どんどん自然災害についても教えていかないといけないなーと思った本日でした。