自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡が編み出した漢字の練習

渡が、日本語の勉強をがんばっております。彼にとっては日本語が外国語なので、くもんの国語で勉強していますが、問題は漢字。ハネ、トメ、などが非常にわかりにくい。ノートに同じ漢字と読み仮名を十回づつ書いて、1日1ページ書いて練習しています。

ところが複雑な漢字はやはり私が見本を書いてもわからない時もあります。たとえば、今は「坊ちゃん」を読んでいるのですが、「随意」や、「漕ぎ寄せる」などは、しんにょうはどうなっているのか?「漕ぐ」の横線が何本あるのか?とわかりにくいらしい。

そんな彼があみだした方法。たとえば、四文字熟語もこんな感じ。

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こうやってワードを立ち上げて、フォント72くらいにして、どんどんと漢字を打ち込み、確認しながらノートに書き写して、十回練習しています。いやー、すごい工夫だ!と母は思う訳で。

これだと、母が書いてあげる手書きよりも、きっちりと線をどこで止めるのか?どこではらうのか?が明確になるために、非常に描きやすいみたいだ。ということで、最近は漢字の練習もあまり手がいらなくなったので、

自分のペースでできるようになると、非常に進みが早くなる。よかったねー。