自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

仲良くしてくれた人達がどこかにいってしまった夏の終わり

自閉症の渡が毎週日曜日のお昼に楽しみにしているファーストフードのお店。

いままでは行くだけで、顔もオーダーするものも全て覚えてもらった。従業員の中に、理解のある方が2名、バイト&店長だったので、話しかけてもらったりでした。

しかし、この夏休みが終わった後は、従業員の総入れ替え。

渡が全て口頭で注文できる唯一のお店だったのですが...。渡の方が店の仕組みに慣れているくらいだけど、店員さんは新人で焦ってるので、渡の言ってる事がわからない。

渡は、慣れているので店員さんがレジを入力する順番で、言っているのだけど、店員さんのほうが、渡の言う注文を覚えて、入力というのが慣れない。

速度があわずに何度も渡に聞き直し。渡にとって、タイミングよく会話するというのは、本当に難しい。渡は、言う台詞は一つとしてまとめて覚えているので、途中で切られたり、別のことを聞かれると一気にわからなくなる。

たぶん渡にとっては、教科書の暗記した文章を途中で切って、

「じゃ、48行目言ってくれる?」と言う感じかも。

このお店でも口頭に頼るのはやめて、来週からは、またVoice4uを使ってのお買い物になりそうです。せっかく仲良くはなしてくれた店員さん達もいなくなって、なんだか寂しそうにしている息子でした。

けどね、渡。大丈夫だよ。また仲良くなればいいんだよ。だって前も仲良くできたんだから。今度も頑張れば仲良くできるよ。