ハロウィーンが近いです。渡は一人で盛り上がり、家の外側にハロウィーンの飾り付けを大々的にすると言う。
ハロウィーン当日は、私達は、お姉ちゃんの大学院もあるし、渡も大学があるし、自宅に居れるかどうか解らず。予定が立ちません。家の庭や玄関に飾り付けをするということは、
我が家はハロウィーンの日はお菓子を用意しているから、ぜひ来てね。
という子ども達への合図にもなってしまうわけで。
もし飾り付けをしてしまって、当日不在でお菓子を配れなければ、子ども達を裏切る様なものです。いやー、それはできないだろう。と渋りまくりの私。
不服そうな渡。
そこでお姉ちゃんは意見を出して来た。
渡。当日の準備は家の中でしよう。私が飾り付けを作るから。
ということで、お姉ちゃんが
サンドイッチバックがあるか?
と聞いてきました。サンドイッチバックというのは、ゴミ袋のような茶色の小さな袋で、1袋がだいたい2円(2セント)もしないような、お世辞にも綺麗といえない袋です。
アメリカに来た頃は、
「なぜアメリカ人はこんなゴミ袋に、大事なお昼ご飯のサンドイッチを入れるのか?」
不思議でしょうがなかったもの。
これです。
「あるよ。そりゃ。香穂がサンドイッチを持って行く事もあるんだから。」
ということで、香穂に渡しました。
渡にいろいろどういう飾り付けをしたいのか?と聞くと、彼のリクエストは、ほとんどがディズニーのキャラクター関係。モンスターズユニバーシティや、タングルド、ディズニーの最新作の「アナと雪の女王」などなど。丁寧にお姉ちゃんが聞き出して行く。
そして今日。
香穂が大学から帰ってくると、おもむろに鞄からこんなものを出してきた。
これが、出来上がっていた訳です。香穂の手にかかると2セントもしないような袋が、こんな事に。
いやーこれは、すごすぎる。
渡の一番のお気に入りは、モンスターズユニバーシティ。
私はこの右側のタンタンの冒険も好きです。
この手の紙は紙目が荒い上に、カッターで切ると破れやすいという最悪の物なのですが、よくやるねぇ。大学の休み時間とかに、少しづつ作っていたみたいです。
あとは、パンプキンを彫るらしいけど、これも渡のリクエストでモンスターズユニバーシティ。けどお姉ちゃん、毎日夜の9時に自宅に戻っていて、深夜遅くまで宿題をし、カボチャを作る時間があるのか??大変だぁ~~!!
見てて思ったのは、ねぇねぇ、渡。まったくハロウィンの伝統的なお化けとか、カボチャの顔とかないんですが...。
けど、こんな愛情たっぷりの飾り付け貰った渡は幸せ物だなぁと思った今日でした。