自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの大学の大変さと自閉症

渡の数学のクラスが始まった。シラバス(コース案内のようなもので、配点基準やクラスのルールが書かれている。)が渡された。見せてもらうと、前回のクラスよりも遥かに厳しく、自宅でのリクアクアイアメントは、15時間/週の家庭での勉強とラボが最低2時間。渡は自閉症の典型的な現象で、数式の理解や、応用問題は普通の人の5倍かかる。ということは、計算分をぬいても、50時間ほどは勉強しないといけない。すでに今日の宿題だけでも4時間かかってるんですが..。きょえぇぇーー。ラボなんて、2時間/週、どうやって行くんだ?という感じ。けどご本人は大好きな数学が始まり、教室も同じ、先生も同じなので、嬉々としている。知らぬが仏とはこのことだ。

嬉々としているご本人からの報告は、

数学のクラスに可愛い子は居なかった。

だったけど、数学のクラスは通うそうだ。

えっえっぇーー。かわいい子がいないのに、通う訳?すごい。

驚く私。

すごいなぁ。教科書みたけど、象形文字かなんか、よくわからない。はぁぁ。ため息まじりに

「がんばれ、渡!」

と言ってしまった私でした。

けど、娘も開発リーダーも余り驚いていない。「普通じゃん。」程度みたいだ。恐るべしアメリカの大学。