自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ナッツクラッカーを見てきました

クリスマスの恒例のイベント「ナッツクラッカー」を見てきました。地元のバレー団の舞台ということもあって、すごく和気あいあいとした雰囲気の中見れました。実は、私はアメリカに来てからほぼ毎年必ずナッツクラッカーを見ておりました。サンフランシスコバレエのナッツクラッカーを見ておりました。

香穂ができてからは、香穂と楽しむものでした。いつもは渡に手がかかるので、年の一度長時間、香穂がママを独り占めできる時間です。ところが、小学校低学年の時に見たものは、サンフランシスコとロシアのバレエ団の合同のもので、この時に、ネズミと兵隊が戦うシーンの鉄砲を模した爆竹の音が驚くほど大きかった。わたしでさえ、えっーって心臓が止まるかと思うほど。そのときに香穂のほうをみると、顔面蒼白。香穂は舞台に向かって右斜めの席にいたので、わりとこの爆竹の音に近いところにおりました。このバレエを見た後に、

「わたしはもうバレエは二度と見たくない」

と言い張り、この年からバレエをみにいくのをやめてしまった。1年に1度の母親とだけの2人の長時間の遊びは結局なくなってしまい。

ふと思い出して、先日、娘に電話して

「そーいえば、帰省するときに年末に久しぶりに<クルミ割り人形>のバレエみる?」と聞いたら、娘も思い出したみたいで、クックックッと笑って、

「いやぁ。いい。お休みの時くらいは舞台設定を見ないで過ごしたい。」とのことだったので、今年は、サンフランシスコバレエを見に行く事もなくなりました。


今回の地元のバレエを見るきっかけは、会社でパーティにお呼ばれしたときに、なんとこのバレエの観劇のチケットを私が当てた!なので、これは会社関係の人でバレエを見た事がない人が見るべきだなーと思って聞いてみたら、開発リーダーが

「あっ、僕、ナッツクラッカー見た事ないです。バレエ自体もないです。」

との事。じゃ、ご一緒に。となり行ってきました。

わたしは昔の香穂の事などを思い出しながら地元のバレエを見てきました。かわいい。まだトゥシューズを履けない年齢の子どもさん達が1幕ででてくるこのバレエは、本当にかわいいものでした。

開発リーダーは

「これって、もし女の子がいて、バレエを習いたいと言うと、親は毎回子どもの衣装を用意して、こうやって見に来るんですよね?」

と言い出しました。

「そうよぉ、子育てってそういう物だもの。毎回練習も連れて行き、毎回発表会もくるのよ。」

リーダー、目を丸くして

「いやぁ、子育てって大変ですねー。」

ってひとしきり関心しておりました。

さてクリスマス気分も味わい、あとは年末まで、スケジュールがビッチリです。

良い年を迎えられるように、がんばりましょう!!