自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

公文の進級試験

渡は公文に通っておりますが、各教科、200ページまでいくと上の教材にに進めるか?という試験があります。渡はこのテストが苦手。公文のお教室は大勢の子どもが居る上に、私語をする子どもが多かったり、ぶつぶつと自分の問題について隣でつぶやく子どもがいたり・・特に苦手なのは小さい子どもの歌声など。今日はテストの最初から隣の子どもが歌うし、しばらくしたら隣の子どもの携帯がなり、なんとそのテーマ曲はで渡の大嫌いな曲。

もうパニック寸前の渡です。たぶん、耳の隣でブルドーザーが走っている、そんな環境の中でテストをうけいるのだと思います。すごく怒りをおぼているようで、顔も耳もまっかにして、揺れています。自分でもその音を消すために

「うー。」

とうなっています。これは周りも迷惑。あぁぁ・・。パニックか・・と思ったら、鉛筆を止め、必死で深呼吸をしてテストを終えた。鉛筆とめたら、時間かかるけど、とりあえず、ほっ。

テストは点数と時間を問われるので、渡はこの時間制限も苦手なので、相当焦ったようです。

とにかくこの環境でテストをうけれたことを先ずほめてあげないと・・と思ったほどです。本当に自閉症って全身障害です。

すぐに先生が採点してくれて、なんと合格。校長先生のところに行く様にといわれました。先生も渡の聴覚過敏はご存知なので、すぐに褒めてくださいました。渡は、ニタっ。と笑って

「ありがとう。」

と校長先生に言って、気持ちも持ち直し、次の教科へ。ここ数日、ニタっと。笑える事が多くてよかったね、渡!