ABC放送のWhat would you do?(あなたならどうするか?)のコーナーで取り上げられた問題。
ちょっと障がいのあるお子さんを持つ親御さんには、心痛いです。(私もそうで泣きました。)
ブログにあげるかどうか?相当考えましたが、あげる事にしました。
これらは、罵倒する側もされる側も俳優さん、女優さんですのです。なので、冷静さをもちつつご覧くださいませ。
最初見た時は涙が止まりませんでした。
たしかにこういうことはあります。私も一度、あまりに腹がたち、相手に抗議し、
「あんた英語わかるの?理解してしゃべってるの?失礼だよ、それ。」
と、すっごいナマリの日本語英語で、ネーティブの人にひどいことを言って怒って言い返した事もあります。
うちの場合は、香穂と渡が二人っきりの時にありました。某アメリカ系の飛行機にのって香穂(中学生の時)がたいくつする渡を窓際につれていって、見てくれていた時などに、フライトアテンダントの男性から、凄い言葉を言われた事があるそう。クレームしましたが・・。それから、その航空会社は使っていませんが。
けど、渡自身はここまで露骨な目に会った事はありません。ただ日本での特殊なことは、渡は見ると知的な障がいがあることはわかりますが、その渡が突然お姉ちゃんと英語でベラベラとトイストーリーの会話の真似をし始めると、見た目が日本人で知的障害のある渡が、アクセントがただしい英語をベラベラ話す(実際はただ真似してるだけ。自閉症の子どもがよくやるコピーなんですが・・・、普通の会話だとあまり話せないです。)ということに、情報が処理できず、驚いて逃去る方は結構おられました。渡は周りの人がいなくなるのはちょっと寂しいので悲しい顔をします。私は渡をみてて、見ると違和感ある感覚もわかりますし、香穂も
「うーーん、たしかに驚くかもなぁ。」
と言います。
このビデオをみてて思うのは、10代の子どもには、ほとんどの人が注意するけど、成人男性には注意する人が減るというところです。やはり暴力で対抗されたらどうしようという本能的なものも少しはあると思います。恐怖感ですね。
けど、こういうビデオを見て思うのは、私はたとえ人生に数回渡がこういう目にあっても私は渡との外出はやめないだろうし、罵倒されたから外に出さないとかいうことはないだろうな。ということです。
普通の人でも罵倒されることはありますし、いやなことを言われる、傷つくことを言われる事はあります。
アメリカにすむと私も日本人だというので差別的な言葉を言われたり、態度をされた事もほんの少しですが、あります。けどそれは数回のことです。
そんなことでへこまないし、この俳優の彼が言うように
「僕たちは人を愛している。その気もちは誰にもかえられない」と言う事が大きいのだと思います。
私が数回であっても受けた傷というのは、他の人たちがなぐさめ、はげまし癒してくれました。この番組の中の特別教育の先生のようにです。
ひどいことを言われるというのは健常の人の身の上に起こる事。
けど、それで自分の悪くもない行動を変更するとかいうのは言葉の暴力に屈することを意味するのでは?とも思う私は、やはり今日も渡をつれてお出かけするのでした・・。
このyoutubeの日本語字幕を入れてくださった方、ありがとうございます。