自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

香穂の引っ越し

香穂が学内で引っ越しすることになりました。ここのところディレクターのアシスタントの仕事が多く、朝8時から深夜まで舞台をこなす彼女は、舞台に近い寮のほうが安全だと学校側も思ったようです。(鹿が多いし:笑)

先日LA に行った折、引っ越しのお手伝いをしてきました。


入寮の日。

「途中から入るしなー。どうしよう、浮いちゃったら。」

と心配していた彼女。大学は、9月始まりですが、1月に引っ越しになった彼女。

寮によってはものすごく仲良く団結してしまって、逆に後から入りにくい場所もあるそう。

緊張しまくりで入寮しましたが、なぜか寮の子達の8割近くがなんとなく香穂を知っていた。

どうもRA(寮母的な存在の4年生)が、舞台(俳優)をやっていた時に、香穂がみんなに絵を配ったので、その絵を寮生に自慢して見せていたそうだ。

大学でアニメっぽい絵をかける子がいる。というので有名になっていたそうだ。

さらに、寮内の2人の韓国人の子は、

「アジアの文化をみんなに紹介するクラブ」

みたいなので、日本のアニメ調の絵をかける人をさがしていて、香穂の噂話をどこかから聞き、探したそうだがビジネス学科や、法学科をさがしたために見つからず(香穂の専攻学部も人数が少ないうえに、学科としては同級生は数名というので、ノーマークになった。)探さなかったためにみつからないままになっていたそうだ。


緊張して入った寮で、なぜか大歓迎をうけた彼女。アジアの文化のクラブにも参加してくれといわれたけど、学科で部活動が禁止(授業の拘束時間が長くハードな学科であるため。)されているので、絵をかくだけだったら、できるよという話になり、大盛り上がり。

よかったねー。芸は身を助けるだね。

人見知りの香穂には、いい滑り出しでした。