自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

5kmマラソン

先日、5kmに出たら、7km走った上に、記録が残らなかったとブログにあげた件をいろんな人にも話していました。すると、Walnut creekに住むEさんが

「12日の日曜日にWalnut creekでは大きなマラソンの大会があるので、出ないか?5kmもあるよ。朝早いから、泊まりにくればいい。」

と声をかけてもらいました。Walnut creekは、うちの家から、90km離れています。(東京ー小田原くらい離れています。)せっかくですので、レース前日から、お泊りさせていただくことに・・。

久しぶりに24時間どっぷりと英語に使った生活でしたが、お腹が痛くなるほど笑い転げて、迎えたレース日。


このマラソンは、Walnut festival Runというものでこのフェスティバル自体は、1936年から続いています。

ラソンは今年で、23年目。参加人数は、1500人程度かそれ以上?と思われます。

そんな人たちがスタート地点に並ぶとこんな感じになります。

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走る前に今日誕生日で、今年で走って20年目という80歳のおばあちゃんが紹介されました。

彼女は、60歳から、5kmマラソンにでて、今年で20年目ということですね。私もこんな元気なおばーちゃんになりたいです。すごい筋肉質のおばあちゃんでした。

さて、スタートです。

実は、思ったより、気温が低く、サンノゼの気温でしか走ったことがない私は調整ができない。少し左のかかとが痛いなとは思っていて、ちょっと変な感じではありました。左のかかとをかばって走るとなんと右のふくらはぎが肉離れ状態に。

まだスタートして、600mしか走っていません。

けど、あまり痛くないので、走っていると、折り返し地点の2.5kmで痛みは絶頂に。けど、ここで歩いても、走っても、ゴールまで自力で行かないといけなことは事実。じゃ、早くゴールにたどり着いて休みたいと思った私。とりあえず、ゴールを目指そうと思い走りました。

足を引きずりながら到着してみると2年前に自分が、メダルをもらった時の記録より、1分以上も時間を短縮できている。すごい!

子宮摘出手術から4ヶ月。5kmマラソンのタイムを怪我をしていても1分縮められるくらいの体力になりました。Eさんいわく、

「ゴールでは、20歳以上の成人女性の15位以内には、入っていたよ。」

と言われました。1500名以上の参加の中で、成人女性の中で、15位以内にはいれれば、これは、嬉しいことです。

これだけ元気になれたのも遠く日本から、

「摘出手術がんばってね。」とか

「うまくいくようにお祈りしています。」

とか、皆さんが心配し、応援してくれたからだと思います。

もちろんアメリカでも、近くの人達が、がんばってねと応援してくださったり、御飯を運んでくださったり、子どもたちを見てくださった多くの方たちの応援がこのタイムにつながったのだと思います。

ご心配御かけ致しました皆様。私は術後4ヶ月で、ここまで回復しました。これも皆様のおかげです。

本当にありがとございます。

そんな私のゴール直前

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ゴールする私。ピンクのランニングパンツが私です。

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Eさん、お世話になりました。貴重な写真までありがとうございます。

数日後、足の故障をなおしたら、また走ります。

来年もよろしくお願いします。

実際の順位は、後日の結果発表まで待たねばなりませんが、発表があったら、またブログでお知らせします。