よく知り合いに
「アメリカに長く住むとアメリカの生活にもすっかりなじんでいいわねー。」
と言われるのですが、そんなことはありません。
どうしても慣れないものっていうのはあります。
私の場合、肉食系ですが、母のおかげで食べれないものはなにもなく、ほとんど好き嫌いなく育ちましたので、アメリカでも食べ物はなんでも大丈夫。そりゃ、日本食はおいしいと思いますが、外食で日本食をいつも食べるとなると、それは日本でフランス料理を毎日外で食べるようなもので、結構高くつきます。なので、出来る訳もなく・・。
毎日ハンバーガーや、サンドイッチでも
「おいしい」とは思わなくても、
「白い御飯が食べたーーい!」
と、へこむほど辛くもなく、案外平気です。インド料理もOKですし、地中海や、メキシコ、イギリス料理が毎日続いても大丈夫。
白いお米も大好きですが、(我が家は、お米は毎日土鍋で炊いています。炊飯器もあるのですが、土鍋のほうが10倍おいしいので、保温に炊飯器は使っています。)お米が食べられない状況に陥っても、大丈夫です。たとえば、アメリカ国内で2週間お米が手に入らない地域にいっても大丈夫です。けど、どーしても耐えられないというか、慣れないこともあります。その一つがこれ。
1ガロンの牛乳です。1ガロンは、3.78リッターです。隣に映っているユンケル(オヤジくさいですが)は、たぶん、日本の缶コーヒーサイズかな?と思い、一緒に映してみました。
これ、どうやって飲むんだろう・・。
Costcoにいくとこれが2つパックで売られています。トータル7.56リッターです。
皆さんそれをガンガン買っています。購入している人の皆さんが、パンケーキ屋さんじゃないだろうし、レストランのオーナーでもなさそうです・・。牛の子供でも、1ガロンも飲まないんじゃないか?と思うほどです。
購入されてるのは、普通のご家庭だと思います。
ガロンの牛乳を2つも持って、レジに並んでる人をみると(たまに4本買ってる人も見る。15.12リッターです。日本の牛乳15本分!)
「実は、みんなの家の裏庭に秘密の牧場があるに違いない。そこの牛が飲んでいるのかも・・。」
と思ってしまいます。
最近、牛乳や小麦粉の値段が上がったので、この牛乳を2個買ったら、安くなるというセールも見かけます。こうやって、量を裁くというか、買い控えを防いでいるのだと思います。
どうやってアメリカの家族はこの7.56リッターの牛乳を賞味期限内に消化するのか、カメラを設置して見てみたいくらいです。おそるべしアメリカ・・。