自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカ人は、なぜアンパンマンが嫌いか?~アメリカで”あんぱんまん”が放映されない理由~

渡は、あんぱんまんが好きです。

 

それゆけアンパンマンオフィシャルホームページはこちら。

けど、私のまわりのお友達の中では、見れない子どもさんもいるそうです。

渡が嬉しそうにアンパンマンを見ていたら、国際結婚された御母さんがたが、

「わたちゃんいいわねー。アンパンマンが好きなんだ。」

といわれました。

「うちはさー、旦那が怖がって・・。」

「うちもうちも!すっごく怖がって、見たがらないのよ。」

「えっ?うちなんて、もう絶対に子どもには、これを見せてはいけない。って言うのよ。」

みなさん国際結婚されていて、ご主人は、あまり日本の文化は、ご存知ない感じです。

そーいえば、今は、アメリカでもたくさんの日本の漫画が放映されていますが、あんぱんまんの英語版は見たことが無い。ワンピースも、Narutoもなんでもあるのにねー。


香穂に聞いてみました。香穂の意見はこうです。

あっ、そりゃ、そうじゃん。アンパンマンは、アメリカ人に認めてもらうのは、むずかしいよ。

だってさ。疲れてる人に自分の顔を取って食べさせるっていうのが、もうだめ。日本文化の中には、自分が犠牲になって相手に幸せになってもらうような部分があるけど、宗教的にかもしれないけど、アメリカ人は、自身を提供して相手に幸せになってもらうっていう思想が無いと思う。Win-winが好きだよね。みんなで幸せになりましょうっていうの。

で、いくら漫画でも、アンパンマンに

「僕の顔を食べてって」いわれて、

「アンパンマンありがとう!」っていって食べちゃうのも理解できないと思う。

普通は

「えっー。それは、ちょっと。。」

がアメリカ人の反応だよ。

が香穂の説明でした。

私が

「えっーけどさー。人を助けるために一生懸命って美しいじゃん。」

としつこく言ってたら

「ゆみちゃんさー。カニバリズム Cannibalism は、アメリカ人はみんな引くんだよ」

「えっ?何なに?それ?」

「人が人を食べること」

「・・・・・」

あんぱんまん一つでも文化がちがうとここまで違う・・。

びっくりしました。




追記・・・香穂いわく、

「えっーゆみちゃん、これブログにあげちゃったの?」

と言うので、

「あっ?ダメだった?」

って聞いたら

「だってさーぐぐったり、ヤフーで検索して、”香穂+カニバリズム”で私が出てきたら、嫌だ。」

と言われてしまった。確かに・・。