自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

COLALINEという映画を見に行く。これが怖いんだ・・。

ここ数日学校から数通メールが来ていました。Colalineという映画を見に行く件です。というのは、この映画は、Neil Gaimanという人の本が映画化されたもので、結構怖いそうです。3Dグラスを掛けてみるので、さらに怖いみたいだけど、中学生になったので、チャレンジするか。どうか?ということのようです。

結局、

渡のクラスの中から、希望者だけが行くことになりました。

行く前には、親に意見を聞くメールが来て、誰も反対しなかったので、行くことに決定。渡も行くというので希望者の中に入り、いざ映画館へ。

ところが、渡は思ったよりも根性がない、オカルト等は、もうちょっとみただけで怖いんです(私に似てる)

どんな映画か?というと、こんな感じ。オカルト苦手な人はクリックしないように!

D



自宅の壁の穴をみつけて、入ってゆくと、そこには、現実世界と同じ世界があるのですが、ちがうのは、目をぼたんで縫うところ。

渡は怖かったらしいのですが、死んでも「怖かった」と学校の先生に言わなかった。というのは、渡の学校、若くて綺麗な先生が多いので、見栄っ張りの渡には、男の意地があるようで、怖かったと言えないようです。



映画が終わり、学校に戻り、帰る間際にお皿を並べるお手伝いのところで泣き出した渡。どうも映画のシーンに同じ場面があったらしく、それを思い出し、フラッシュバックを起したみたいです。

先生はすごく心配して、渡をひとりソファーに座らせて、つきっきりでいろいろ話をしてくださってました。

私が学校に到着すると泣いているので、びっくり。


先生は、

「映画が怖かったの?」

と聞いたらしいのですが、

"No!"

といいつづける渡。男の意地のようです。



けど、帰宅して、香穂に

「映画どうだった?」

と話をしだすと

「怖かった。二度と見ない。」

と言ってました。

香穂に、

「そうだろうな。私も怖いもん!」

といわれて、

「なんだ、みんな怖いんじゃん!」

と気がついたようで、あとは、二人で、

「あれは怖いよ~!渡だけじゃないよぉ。私も怖いよぉ。みんなこわいよぉ。お化けだぞ~!」

とか言いながら、笑いこけてました。


「香穂も小学校の時、この本読んだけど、すっごい怖かったの覚えてる。もう一回本を読みたいな」

というので、購入することに。

香穂は最後まで読みきり

「やっぱ、今読んでも怖いわ。」

ということでした。

よくがんばったねぇ。。今日まで、3Dは大嫌いで絶対に見れなかったのにね。