自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

渡の診断

朝から、渡のEducationの専門のサイコロジスト(心理?)先生のアポイントメントでした。きのうは、飛行機で眠れず、夜もあまり眠れるず(家の仕事が溜まっていたため)36時間ぶっ通しで起きていることに気がついた私。けど、すごく元気です。たぶん、私、24時間テレビの司会は、できると思う。サイコロジストの先生は、渡の学校に見学に行くといってくださって、学校に電話したものの、学校側は、のらりくらりと逃げいているようで、弁護士を通してくれ。と言われる始末。学校見学するのに、なんで弁護士?と思う私。そこまでして、見せたくない、なにかがあるのかな?と、疑ってしまいます。


とりあえず、日本は、乗り物に乗るので、その間に読んだ本は、これ。

図解 よくわかる自閉症

図解 よくわかる自閉症

友達だから言うわけではないけど、これは、わかりやすくできています。渡流に言うと、

榊原先生Good Jobです。帰宅してから、香穂にも見せると、じっと読み込み、

「これ、すごい、よくできてる。日本の幼稚園や保育園の先生は、これを読まないと先生になれないって決まりがあればいいかも。」と、言っておりました。


他は、これ。

最近、爆発的に忙しくなり、時間の管理にミスが出始めました。私一人で、香穂、渡、セラピスト、障害者用タクシー、ディケア等々の時間のセッティングをするわけで、なかなか大変。どこに急ぎの仕事が入ったり、セラピストや、タクシーのキャンセルがバンバンはいるのが、アメリカ。それに対処して、指示を出すのは、私です。この手帳、使いはじめましたが、使った日にちとつかっていない日は、まったく生産性が違います。考えねば。この本のくだりに「7つの習慣」にも載っていたことがあります。

ある女性が、20歳台の不治の病の宣告をうけた女性のお見舞いにいきます。彼女の手を握り締めながら、なぐさめの言葉を捜していると

「私を家にかえらせて、子供のおむつを替えさせてくれるのなら、どんなことでもする」

と友達が言うのです。彼女は、自分の子供たちのことを思い「あぁ、面倒くさい」と不満に思いながら、単に義務感だけで雑におむつを変えていたことが何度あっただろう。おむつを変えるという日常の行為も貴重なひと時であり、二度と訪れないかもしれないのに。

これは、すごくうなずける私。渡は重度の喘息もちですので、病院で、「親族はこれで、全員ですか?危ないから、呼んでください。」と言われたことが数回あります。なので、私は、この不治の病の彼女の言葉の意味が、重くのしかかってきます。時間を、無駄にできないと思ったので、この本を読み始めています。自閉症の子育ても同じだろうと思ってしまいました。毎日、大変。あまりに大変で、このコと離れて生きたいと思うこともあるでしょう。けど、本当に目の前からいなくなったら、心から、あぁ離れてよかったと思える日々が何年もやってくるということは、ないでしょう。疲れが取れて余裕が出てくると、自分の考えもしっかりしてきます。やはり、御母さんが疲れていては、発達に遅れのある子育ては、更に困難になるので、御母さんの救済措置をもっと社会が考えないと大変じゃないのかなぁと思いました。


そういう思いをはせながら、香穂を午後のアポの矯正の歯医者につれてゆき、そこで、香穂の親知らずが、横に生えていることが判明。さて、どうするか?を担当医と話し合いです。いろいろ問題はでてきます。さて、ガンガン片付けてゆきましょう。