自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

Pete & Pam Wright of Wrightslaw.com present: Special Education Law and Advocacy

法律のWork Shopに出席してきました。

まず会場にいくと、下記2冊の本をいただきました。

上記の1冊は、私も勉強会で、使っています。

スピーカーは、上記の2冊の本を出している人たちです。

大きなホールでやったのですが、参加者数、480名。

大きなホールが、満員です。まるで、人気歌手のコンサート会場のようです。

ちがうのは、みんな手に2冊の本を持ち、目が真剣なことです。障害児の法律のWork Shopで、これだけ集まるということは、いかに、親が知識をもって、子供を育てないと、子供の教育が守れないか?を示している数だと思います。

会場で、Peteさんが、

「障害児の親の方、手をあげてください」

というと99%がそう。1%は、法律家等の専門家です。

ここ数日、カリフォルニアの予算カットで先生のレイオフが、連日話題になっています。

ことごとく教育予算が減らされていっています。もちろん、障害児教育もカットの波にさらされます。どの親も、子供の教育、権利を守るために必死です。

遅刻ぎりぎりで会場に入った私は、自由席だとしり、すぐに2階席を目指しました。

2階席には、BOXシートがあり、そこは、まだ空席だったからです。コンサートのときは、ここが一番高いし。


From Emotions to Advocacy

という本を使って説明したら、勉強会と同じことの繰り返しになるな。と思っていたら、使った本は、Special Education Lawのほうで、これも第2版だったので、私は、持っておらず、読んでもいないので、頂けて、よかったです。


講演会のやり方としては、この1冊を今日一日で大事なところをつかんでゆく感じです。これは、すごい。

入り口で希望者には、蛍光ペンを貸してくれていたのですが、意味がわかりました。マッハのような早さで、

「何ページのどこ、そこ、ここの何条」

と言われてそこにタグをつけ、簡単な説明をうけて、マーカで引っ張ってゆきます。

読むのは、自宅に帰ってから。アメリカの大学の授業を受ける感じです。

私は、英語が苦手なので、この形式は助かります。

けど、やはり、言葉が聞き取れず、マークできないこともあり、そうなると、半分くらいの親が、

"Slow! Slow!"

と叫ぶので、

「なんだ聞き取れないの私だけじゃないんだ!」

と思っておりました。


大事なことは、IDEA法の1400(d)です。

学校の教育だけでは欠如している場合は、外部からの教育も受けれます。

概要を記すと、

IDEA法(連邦法)の目的は、将来の仕事と、自立することを目的とした公的教育を保障すること

です。IEPで学区から、

「これは、アカデミックなものではないので、子供にこの教育は与えられない。学校はお勉強をするところだから。」

と言われてしまっている保護者の方々!それはIDEA法に反します。

ぜひ、1400(d)

だけでも押さえてくださいね。


20U S.C 1400

(1)Disability is a natural part of the human experience and in no way diminishes the right of individuals to participate in or contribute to society. Improving educational results for children with disabilities is an essential element of our national policy of ensuring equality of opportunity, full participation, independent living, and economic self-sufficiency for individuals with disabilities.

(d) a lack of adequate resources within the public school system force families to find services outside the public school system.