自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

Code red 訓練

香穂の学校で、Code red訓練がありました。

これは、学校に銃をもった不審者が入ってきたときにどうするか?というものです。

不審者が来たら隠れる、身を守る練習をする訳です。

で、警察も隠れている子供たちを探すわけです。2時間くらいかけてやるようです。

こういう訓練を本当に警察が来て行うところが、すごいんですが・・。

香穂が、「それがさ。。」というので、なにがあるのかとおもったら、

「この訓練は、ある意味かくれんぼで、警察に見つからないように、警察が教室に入って来れないようにするんだ。

でさぁ・・私たち机とか、そこらへんのものを積んだんだけど、扉のところに積み上げる時に

男のコが角度と重さの計算をして、警察が扉を開けたら、それが、崩れ落ちるようにしたんだ。でね。警察が踏み込んできて、開けたら、やっぱり落ちた。で警察の人が

「君たち!これは危ないだろう!」

って怒るので、男の子が、

「だって危ないのは、不審者です!」

というと警察が、

「あっ、そうか!」だって。

笑えた。そりゃ、危ない。けど、香穂いわく、

去年よりマシだったかも。去年は、音楽(バンド)の時間にCode Redの訓練があって、みんなで扉の所にピアノを置いたんだ。でね。楽器入れの所にみんながギューギューに入ったら、警察が捜せなくてさぁ。終了!っていう声とともに生徒を数えたら、バンドがいないので、他の先生がバンドの子供たちは?って聞くと、警察が、「えっ?バンドって、演奏で、欠席じゃないんですか?」っておトボケなことを言うんだ。で、警察は、結局ピアノを動かして入る手段がなくて、先生にお願いして、他の扉のカギを開けてもらって、探したんだけど、教室に誰もいないので、警察の人が音楽の先生に

「すみません。生徒はどこですか?」って聞いて、楽器入れを指差されて、開けたら、そこからウヨウヨウヨウヨウヨウヨ・・・・と生徒が次から次へと山のように出て来て、警察の人が

「君たち!どうやって、こんなたくさん、こんな小さいところに入ったんだ!」

って気持ち悪がっていたんだ。

といってました。警察も大変です。