大雨です。横殴りの雨です。渡もさすがに、驚いています。風が強く、窓がゆれています。
けど、ガソリンを入れねばなりません。
うちの近くのガソリンスタンドは、車から降りて自分で入れねばなりません。
私はずぶぬれになりながら、必死でガソリンをいれていると、よくみるとガソリンの単価が、1.35ドルになっている。
現在、私の地域では、1ガロン(3.8リットル)あたり3.35ドル(365円)が相場です。
えっ、これは、デジタルの数字の一部分が消えてるんだなと思いました。ぬれるのも嫌だし、あわてて、クルマにガソリンをいれておりました。するとむこうから、ずぶぬれのガソリンを入れていたであろうお客さんが私の方に向かってきた。
"Good price?"
と聞いていたので、私がえっ?というと、相手が、
「安いだろう。」
みたいに言います。
どうも彼は、ガソリンの値段が安すぎておかしいので、お店の人に報告して、問い合わせたみたいです。けど、店の人は、チケット売り場のようなブースから、一歩もでずに、(出るとぬれる)どこかに電話をかけて問い合わせています。それが長くかかっているので、彼は、その間、雨の中、立って待っているのです。
正直者の彼は、その電話が終わるのをこの台風のような雨で待っている。ありえない・・。これは、ヤバイ。つきあわされるのは、かないません。私は、
「そうなんだ」
といって、クルマに乗って帰ってきました。
もうしわけないが、私は、この台風のような雨の中、下着が見えるくらいにずぶぬれになって、お金を払うために、待つ元気はありません。
まっ、間違ってる差額は、あとで、カードに上乗せされて、請求されるだろうし・・。
友達にその話をすると
「ようするに、濡れていた彼は、自分が得できるかもしれなかったのに、係りの人に言ってしまったのね。彼は、大阪出身じゃなかったのよ」
と言われてしまった。
そうなんだ。彼は、大阪出身のカリフォルニア人ではなかったんだ。