自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

買出し

お正月用品の買出しに魚の卸のようなお店、大起水産という所に行きました。

ここは、

お魚が新鮮でおいしい所です。アメリカから到着して、すぐにここに来たので、今回の旅行では2回目です。ここには、大きな水槽があり、そこにふぐが泳いでいます。渡はこのふぐをみるのが大好き。前回に来たときは、すいていて、渡は泳いでいる水槽は鑑賞用のものと思っていたようです。けど、今日は、年末。生きたふぐが飛ぶように売れます。水槽から、次から、次へと網ですくわれて、大きなまな板の上へと投げられてゆきます。網ですくわれたふぐは、おなかをパンパンに膨らませています。

そのふぐを係りの方が、包丁の背で、頭を叩き、失神させます。次から、次へを頭を叩かれるふぐをみて渡は目を丸くしておりましたが、ある程度の数がまとまったら、今度は、その失神したふぐを板前のような方が、背中を開いて、さばいていかれます。突然背後から切りつけられたふぐも驚きですが、渡はもっと驚いたようで、じっとみながら板前さんに

'Fugu is ouch!"「フグが痛い!」

と話し掛けておりました。そーなんだよ。渡。水槽のふぐは、観賞用じゃなくて食用でした。

かえって来てから、渡は、ふぐが膨れる様子を口を膨らまして、散々真似をして、突然

’Ouch!!"

と叫んで,クビを押さえておりました。どうも、今日見たふぐのマネをしているようです。

この卸売り場でお菓子もたくさん買ってもらって、明日からの高知行きの準備も万端の渡でした。