自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ちょっといい話~Part2~

香穂は、英語の上級のクラスを取っています。もちろんのこと、なかなかついてゆくのも大変で、授業がおわったら、質問の時間というのがあって、そこで今日わからなかったところなどを聞きに行きます。

Tutorialという時間です。香穂は、緊張して、なかなかいけなかったのですが、やっとなれ、参加し始めました。先生が、勉強以外にも、いろいろ話ををしてくれたそうです。先生は、心理学で、スタフォード大学卒で、マスターをもっているらしく、ちょうどスタンフォードに見学にいったことある香穂は、話が盛り上がったそうです。で、いろいろ話をしているうちに香穂が

家族の話をして

「弟は、自閉症なんだ」

というと、先生も大学時代に自閉の子供をみていたことがあったそうで、意気投合。

それで、その次の会に参加したときに、香穂に、本をかしてくれたそうです。

The Curious Incident of the Dog in the Night-Time (Vintage Contemporaries)

The Curious Incident of the Dog in the Night-Time (Vintage Contemporaries)

この本で、これは自閉症の人が隣の犬を殺した犯人を捕まえる話で、おもしろいそうだ。

いいなぁ、、こういうの。

自閉の兄弟がいても

「かわいそうに」とか、そういうのでなくて、

「あっ、それなら、これが・・」って話をもりあげて、それをきっかけに先生との意思疎通ができるなんて、すごい。

私もこんな人間になりたいなぁ・・。