自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

スタンフォードのOT

スタンフォードでのOTが再開されました。前回の方が、急にやめたので、持続が大事な自閉症には、こまると手紙を書いたら、一番に連絡をくれて、

「いつでもあなたの都合のいい時間にはいってくれればいい」

といわれたので、月曜日の4時という私が一番都合のいい時間に入れました。

やることは、渡の食べ物の種類を増やすこと。

目標が絞られているので、セラピストさんもとてもやりやすそうです。

食べ物セラピーのような感じです。前の場所から、病院本館に移ってのOTです。

アレルゲンを間違ってたべると、危なくなる渡だからかもしれません。本館でのセラピーは、状態が重度の子供が多いので、他にセラピーを受けている子供たちをみて、

「あっ、そうだ、そうだ。渡のアレルギーと喘息も重度だったんだ!」

と反省しきり。セラピストも変わって、万全の体制でのOTです。渡は、セラピストの人のいうことをよく聞き2種類の新しい食べ物に挑戦。見事にクリアしました。前回の時に新しいセラピストの人と打ち合わせをしているのでうまくいきました。食は生理現象なので、あまり嫌な思いをせずに食べれるようにしてほしいという私の意向を組み入れてくれて、渡がうまく食べれたら、彼の好きなことをしてくれます。渡に

「なにがしたい?」

とセラピストの方がきいたら、

”PE(体育)”

と答えました。

「そうだよなぁ・・。渡が学校で得意な教科って体育くらいしかないよなぁ・・はぁ・・・って、私と同じじゃん!」(笑)私も得意は、体育くらいでした。

で、上半身と下半身を違う動きをして踊るというのがあるのですが、これがわりと難しい。けど、ダンスが得意な渡は、喜んで歌いながらやってのけ、先生も驚いてました。楽しんでOTに通ってくれるようになるといいなぁ。