渡の歯医者さんの日です。
歯磨きが嫌いな渡は虫歯があるかな?とおもい、今日は学校をお休みしました。
丁度、香穂の歯医者もあったので香穂より帰りが遅い渡との時間の都合があわないこともあり学校を一日サボれた渡は、ちょっとシアワセ。けど、火曜日も休みだと嫌だそうです。
実は、数日前、日本の歯医者さんから、アメリカの小児歯科の現状をレポートしてくださいといわれていたので、渡のケースと私の友達のケースのみですが、出しておきました。歯医者さんに出した渡の歯医者の現状は、歯の治療のためにおさえつけられたことは一度もないこと。渡は、今の歯医者さんにきて、とても歯医者が好きになったこと。自閉症ですと、予約時に話しておくと、渡は、院内ツアーのようなものを看護婦さんとしてもらえて、隅々まで見せてもらえること、などを話しました。
そうすると、質問が返ってきたので、歯医者さんにその件も聞いて見ました。
日本の歯医者さんからの質問は、おさえつけないとして、多動の子どもに虫歯が一杯みつかって、子どもが治療をいやがって、暴れる場合はどうするのか?という質問でした。
渡の歯医者さんに聞くと、
「そういう場合は麻酔をします」
という話しでした。こちらでもいろいろ配慮はするけど、どうしてもダメな場合は麻酔を使って治療するそうです。だろうなぁ・・。きのうも学校を休んで治療っていうと、あまりみんな好まないので、歯医者はがら空き。もう一人の患者さん(中学生の人)がいたのですが、彼も高機能自閉症のようでした。よく話して、少しでも痛いと先生に対して厳しい言葉をなげかけるのを繰り返すので、どうもお母さんが朝を望んだみたいです。お母さんは、慣れたもので、先生に説明だけすると、あとはマガジンなどを読んでいました。お母さん、余裕です。たしかに、この歯医者にくると、お母さんの気分がよくなります。きちんと治療をうけてる渡をみていると、
「なんて偉いんだろう・・」と思ってしまう。それくらい先生が好きだし、先生の治療もうまいからでしょう。いつも、どこへ行ってもわりと謝る機会が多い渡ですが、ここだけは、いつもうまくいくので、安心です。帰りがけには、相変わらず先生に、
"Yo did gret job!"(でかした!)
と先生をほめて、握手をし、歯医者を後にしました。