自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

先日のIEPで、自分で作って使った資料をあげておきます。(というか、グラフは見やすくなるように、友だちに手伝ってもらったが)これは、発達曲線です。説明は、図の下です。

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濃い青は、社会性(social)で、スピーチが担当します。

水色は、勉強面(Academic)で、これは担任の先生です。渡の場合は、シンシア先生ですね。ピンクの身辺自立(Self help)と赤の運動機能(Physical)は、OT(作業療法士)の担当で、緑の言語(Communication)は、スピーチの担当です。

これは、3年ごとに、渡の査定が学校で行われるので、それをグラフにしました。期間を横軸に渡の発達年齢を縦軸にとり、査定の結果を表示しました。こうやってみると、どの担当の人が、子どもの成長をうまく引き出せないのか?が顕著に表れます。とくに小さい時は、社会性がなによりもなかった渡。社会性は、言葉が大きく関係するので、どんな形の言語でもそれが落ちれば、どうしても社会性も落ちてきます。うちで、いつも問題になるOTは、3年間まったく延びておらず、いったい何をしていたんだ・・という結果に終わっています。

このように、子どもの各エリアの発達を押さえてゆく(親が認識してゆく)ことは、発達にムラのある自閉の渡の場合では、とても大事になってきます。成長過程での取りこぼしが少なくなるという利点があるのと、発達曲線をきちんと描けていない部分においては、新たに目標をおき、新たなセラピーや、教育、療育が必要だということを、提示でき、渡にたずさわる人たちを説得できます。誰がみてもわかる資料というのは、大事ですので、わかる資料がない場合は、自分で見やすいように工夫して使ってゆきます。

それにしても、やはりシンシア先生。アカデミックの伸びが、ハンパでなく、すごいです。勉強嫌いな渡をよくぞここまで・。。。と感動しました。Reading(読み)のレベルは、同じ年齢の子どもくらいあるそうです。けど、読めるのと、理解しているというのは、違って、理解力は、低いですが・・。けど、読めるというのは、すごいことで、これは驚きでした。シンシアのマジックか?と友達にいわれていた渡でした。