香穂が、ストレスがたまってきています。アメリカの学校がテストだったのにもかかわらず、喘息で調子のわるい渡は、なにかにつけ、香穂に絡む、絡む。宿題も渡に絡まれて、家ではできないので、学校でしてくる始末です。
週末に行く日本人学校も、来月テストがあります。香穂にも焦りが見えてきました。こうなってくると、香穂と渡を一時期、分離が一番いいので、週末に私が呼ばれている大きなパーティに香穂を連れてゆくことにしました。
渡のベビーシッターを探していると、なんとめずらしく、パパがその週末は、出張がないという。こんなチャンスは1年に一度、あるか、ないか?なので、香穂と私は、週末にその会場のホテルに泊まることにしました。
香穂にこの話をすると、一気に、機嫌がよくなり、何をしたいか?と聞きました。
「渡に邪魔されずに、テレビゲームがしたい。もうジャケットがないので、服をママと一緒にゆっくりみたい。ゆっくりお風呂に入りたい。じっくりと、本屋で本をみたい・・・。」
などなどが、出てきて、なんか、焦っているのがよくわかりました。日本人学校も私は、係りがあったのですが、ちょっと香穂のキレ具合があまりにかわいそうなので、失礼することにしました。係りの方、ごめんなさいね。次回、馬車馬のように、働きますから。
今週末は、香穂におもいっきり、私の時間を上げることにしました。日本人学校だって、1日くらいさぼっても大丈夫なのだよ。香穂、人生は、まだまだ始まったばっかりだよ。ゆっくりいこうね。