先日の旅行で、本を購入し、お勧めしましたが、この報告です。
Taking Care of Myself: a Hygiene, Puberty and Personal Curriculum for Young People with Autism
- 作者: Mary Wrobel
- 出版社/メーカー: Future Horizons Inc
- 発売日: 2003/04/30
- メディア: ペーパーバック
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この本は、とてもわかりやすく書いてあるので、いいです。
我が家では、渡と香穂と私と3人で集まり、大きなシオリを使って、1行づつ押さえながら、渡に読んでもらいました。読めれば、二人で大ホメ大会。
間違うと香穂が訂正します。というのは、渡は私の英語の発音が許せないらしい。
特にこのように本を見せられて、それを読むときは、正しい字が前にあるのに、聞こえてくる音は、違う音が聞こえるわけですから、嫌なようです。英語の発音がわるくて、わるかったねぇ・。香穂は、ここで生まれ育っているので、発音がカリフォルニア弁で、渡にとって、一番身近な英語の発音ですので、大丈夫なようです。
この前は、「鼻をほじること」というところを読んでもらいました。
何がかいてあるか?というと、
1.人前で鼻をほじるのは、よくない。
2.鼻をほじらず、ティシュを使う
3.ましてや、ほじった鼻クソを食べてはいけない。病気になるかもしれないから。etc...
などなどが書かれてあります。渡は読み進んでいくうちに、3番でパニック。
たぶん、渡は、
「過去に何度か食べたことがある~!えっ!病気になるの???えっ!」
と思ったようです。
こうなると、なかなか大変なので、私は、渡に、
「これからほじって食べなければ、大丈夫。」と説得しました。
それから、まったく鼻をほじらなくなりました。
アレルギーのある彼は、鼻は痒いのですが、ティッシュを使えるようになりました。
これはすごい!けど、渡のパニックは嫌な私。次に読み進む?
けど渡のパニックは避けたい。そうだ!シンシア先生だ!
すぐに渡の通学用のリックサックに、この本をいれて、学校に送り込みました。
「<学校のトイレの使い方>の項目を読んでください。」とノートに記入して、お願いしました。
次の日。シンシアと話していて、本のことについて話がでました。もちろん、シンシアの前ではパニックなど起こさない渡。シンシアいわく、
「これは、ナイスな本」で、近くの本屋さんでも売っているという話をしてくださいました。
渡がパニックを起こした話をしたら、お願いするまでもなく、すぐに、
「あの本、学校で、読んでバックパックに入れて毎日返そうか?」というので、
「いえ、学校に置いておいてください。」といいました。
私は、私で一冊買って、渡が卒業の時に、あのままクラスに寄付してもいいしなぁ・・。とおもい。
話の通りが早い、シンシアでした。しばらく様子見です。簡単なところから、読んで、パニックを起こしそうな部分は、学校にお任せします。シンシアのクラスでよかった!