先月に書いた自閉っ子・・の著者である、ニキリンコさんが、この本の帯びで、「もう一度生まれても、自閉っ子に生まれたい」とおっしゃっています。2~3歳の頃、渡の子育てに必死で、とにかく、渡が普通の行動ができるようにと、やっきになっていた気がします。現在11歳の渡。今になって、私は、彼女のこの「生まれ変わっても自閉症がいい」という言葉がわかります。実は私、今度生まれてくる子供も自閉症だったら、今よりマシに子育てできるかも・・・・と思ってしまうことが多々あります。
小さいときに、もう少しこうしてあげればよかった。必死になりすぎていて、渡とコミュニケーションを取るということに、あまり重きをおいていなかった。などなど・・。考えれば、このブログが満杯になるくらい、渡に「こうしてあげれば、よかった」と思うことがあります。
では、渡が完全に自立したと過程して・・。(自立しなくても、まぁ今、いなかったとして)その状態で、おなかの中に再度、渡が宿ったら?私はどうするか?
スマン渡。産んで、今度はもうちょっと、マシな母親になってて、今よりマシな子育てをなんだかんだ言いながら、一生懸命楽しんでいると思う。とりあえず、今回はこれで我慢しておくれ。と思った私でした。もっとマシな母親のところにいけたかもしれないが、もうアンタの意思で、我が家に来ちゃったんだから、まっ、この環境で生きていただきましょう。と渡に責任転嫁することにして、あとは楽しく我が家で過ごしてもらいましょう。今日は、ふと、そういうことが、よぎった日でした。