自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉っ子、こういう風にできています!

本の続きです。この本の中で、臭覚過敏のことが出ています。

藤家さんが、お米の炊けるにおいで

「今日はお母さん、一回米を研ぐのが少なかったな」とわかるという話があります。それを声に出して親にいうので、親は、こまっただろう、と。

体調のわる時ほど、臭覚が過敏になるみたいで、駅のそば屋のにおいで、みりんがどれくらい、醤油がどれくらい入っているかわかるといいます。

我が家の渡は、喘息とアレルギーのために鼻はいつもつまっているので、臭覚は人なみよりちょっと匂うくらいだと思います。

敏感なのは、聴覚。アメリカの田舎に住んでいると、友だちは、みんな車で、やってきます。渡はどうも私の友だちが乗るすべてのエンジン音を覚えているらしく、6軒ほど隣の家に私の友達の車がさしかかったことろで、部屋の中にいても聞こえるらしく、

「○○さんが、きた」

としっかり名前を当てて、扉をあけにゆきます。私は部屋にいても、家のまん前に車が止まっても、音が聞こえません。呼び鈴を押されて初めて人が来たとわかります。

この聴覚だと、クラスで、隣の子供がめくるページの音や笑い声なんて、ブルドーザーが耳の真横を通るくらいうるさいんだろうな。と思います。空港近くで住んでる人が、騒音公害で、裁判をしているのを見たことがありますが、聴覚過敏の子供もこれに近いのでは??とおもったできごとでした。24時間、飛行機の発着だと辛いですよね。なんらかの対策がたてられれば、一番のぞましいですね。