自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

サンノゼの日本町

用事があったので、サンノゼダウンタウンにある日本街にいってきました。ここには、昔ながらの製法で本物のにがりを使った豆腐を売っている店があります。もう日本でも最近みかけない豆腐やです。おいしいんだ!これが・・。この豆腐食べちゃうと、日本に帰れなくなっちゃう。だって、日本に帰ったら、この豆腐が食べれなくなるから。こんなところに、日本の歴史は残っていたりします。

街で買い物してたら、7年くらいぶりに会う人に声をかけられた。彼女が大病をしたことは風のうわさで聞いて知っていたが、元気そうだった。けど、ホルモンのバランスが崩れて、なかなか、大変だと話してた。こういう久しぶりの友達に会ったときっていうのは、簡単にHUGする(抱き合う)ことができるアメリカはとても好き。彼女に、渡を紹介したら、びっくりしていた。医者に渡が一生話せないと言われたいた頃に彼女とよく会っていたので、

「渡はさぁ・・・日本語はうまく話せないけど、読めたり書けたりするようになったよ。英語は言葉すくないけど、話すし、もちろん、読み書きはできる。」

というと、

「あなたがんばってたから・・。本当に心配してたのよ。よかったね、よかったね。」

と、涙ぐんで、喜んでくれた。これが読み書きができていなくても、渡が大きくなっていたことでも彼女は、同じように喜んでくれていたと思う。

こういうのって、健常児を育てているとない喜びで、(育ってあたり前と思うから)これはこれで、うれしいことです。成長の一つ一つを喜べるって、すばらしいことだと思う。

生きてるっていうのは、すごいことだねぇ・・・。