自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

訓練所の見学

渡と香穂をつれて、NAPAにあるJALの訓練所の見学会に参加してきました。

これは、各班に分かれて、訓練所を見学する会です。多動の渡がどこまでついてゆけるか?が問題でした。現地についたら、知り合いの方がいたので、ほっ。カメラを忘れたので、代わりに撮影していただきました。1週間前から、渡には、

「飛行機の見学にいくから、いい子にすること!」

と言い、ルールを頭に叩きいれ(ママにくっついて見学する。叫ばない。泣かない)を紙に書いて、教え込みました。

2時間ちかいツアーでしたが、本物の訓練機に乗ろうとしたところ以外(カギがかかって機内に入れず)とてもいい子でとおしました。(Stratteraの効果か?とおもったけれど、きのうは、飲み忘れていたので、ちがうかも・・やっぱ、彼が楽しいところでは、いいコかも。)

ツアーの最後の部分で、シュミレーションで飛行機の操縦を体験させていただきました。

「彼は、障害があるので、無理だと思います。お時間がないのでしたら、ほかの方に。」

と話したら、教官でもある機長の方が、

「そんなの失敗しても、なにも起こりませんから、やってみましょう!」

と言って操縦させていただきました、

シュミレーションでしたこと、「着陸」です。

身を乗り出して操縦する渡(写真)ですが、無事に着陸できた時は、私が泣きそうなくらいうれしかった・・。

彼は、最後にたどたどしい言葉で一生懸命

「僕は、いいコにしているから、毎週日曜日には、ここの訓練所に来よう」

と言ってました。

そりゃ、甘いよ・・渡。来たかったら、JALのパイロットになっておくれ。訓練生は、1年半もここの訓練所にいるらしいよ。