自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

なんとも悲しい近くのレストランの火事

会社の近くにHolder's Country Innというレストランがあります。朝ごはんが美味しいのですが、夜もワインの持ち込みがO.K.で、さらに遅くまでやっているので、仕事が長引いた時など、よく行っていました。

今朝は、お向かいにあるHome depotに会社の備品を買いにきたら、なんと、迂回路を取るようにいわれて、Home depotについたら、Holder's Country Inn が燃えているの真正面から見えた。


www.youtube.com

 

ないわー。ショックすぎる...。

ニュースによると、朝4時半に出火して昨夜11時半まで、店長さんが一人でお店にいたそうです。店長さんから現在事情を聞いているそうです。怪我人も延焼もなかったので、なにより。

いやー。遅くまで仕事してしまうと気軽に食べに行ける店が、また無くなった...。

 

ここはテーブルが大きかったので、作業もしやすかったし、好きでした...。

残念だわ。

火事の煙が流れてきているシリコンバレー

雨が降らず乾燥しまくっているところへ、カリフォルニア州の中で300kmくらい離れたところで、火災が行く日も消されないまま続いております。なんとその火事の煙がここまで流れてきている模様で、目がしょぼしょぼするし、鼻はずるずるになるし。

というので、秋になると雨不足で、火災に悩まされるカリフォルニアですが、今年は早く自然火災が起こり始めている感じがします。

感動して涙ぐんでしまったわたし...

本日、感動し、涙したたこと。会社のあるモールの中に、Jake's

www.jakessouthbay.com

というピザ屋さんがあるのだけど、ここのピザは、なかなかいける。開発リーダいわく、
「冷めても美味しいピザは本物」で、「ピザは、生物(なまもの)」なので、このピザ屋があるモールに会社を引っ越したことも、わたしが会社を選ぶ時の要因の一つ。夜の21時には全てのレストランが閉まってしまうのが治安の良い場所の条件でもある気がするわたし。そんな街で、治安が良く女性一人でも深夜に行けるお店がこのJake's 
こういうお店は、貴重。さらに、割と遅くまでやってくれているのも、真夜中に食いっぱぐれないということでは、残業になってしまった時や、日本と連絡をとって、遅くなった時は、とても大事です。
 
そのお店に、今日は、息子を連れていったのだけど、たまーに、みかける人だけど、いつもはみないウェイトレスさんがいた。で、彼女が、わたしにむかって、渡のことを聞いてきた。
「しまった!渡はここでも。昼間にデイケアのプログラムで訪問して、やらかしてるんだー」と真っ青になったわたし。彼女いわく、
 「彼の本名はなに?」と突然聞かれて、
「えっ???訴えられるのかなぁ?警察に通報されるのかなぁ....?」って思ったんだけど、名乗らないわけにはいかないので、とりあえず、
「渡なんだけど、ニックネームは。ワタだよ。」と説明。わたしはさらに正直に、「渡っていう名前は、発音難しいし、渡自身も上手に言えないからね。Wataなんだ。」というと
「あー!!じゃ、わたしの発音はあってたんだ!!」となり、
「えっ?なんだ?なんだぁ?」とおもったわたし。ほぼ
「首は綺麗に洗ってきました。後は切り落としてください」くらいの気持ちで、いまから、クレームはいくらでも聞きます!!の体制なわたし。
そしたら彼女が自分の話をしてくれて、彼女自身が、小さい子供をそだてているので、割と昼間のシフトが多いらしく、渡とその友達の子たちが大学に通っている時によくここで、集まっていたことを話してくれた。彼女は、その時のサーバーだったらしい。
渡の友達の名前をどんどんあげて、「最近、昼間に来ないから、みんなどうしたのかな?と思って心配していた。みんな元気?」とのこと。で、渡をみるなり
「ハグしていい?」と言われた...。いやー、ないやろう..... 。自閉症どうしで、友達と一緒に食べに行って、さまざまな一般の人が「??」と思う行動をしてしまい、お出入り禁止になることがあっても、歓迎されてハグされることはない。彼女はすぐに
「渡はさー、話すのが苦手じゃない?なので、テキストでは話せるの?」と聞いてくるので「テキストはうてるよー」といったら、
「じゃ、わたしの携帯の電話番号を渡に言っても良い?わたしも小さい子供がいるので、いろいろなところで、行けなくなったところとかあるんだよね。渡には、うちのピザ屋さんに、心から楽しんできてもらいたいしさー」
すげー!!神かよ....。と思うわたし。わたしでさえ、渡がわたしの携帯番号を知っているので、所構わず、メッセを送ってくるのが迷惑な今日この頃。彼女にそのことを話すと
「あぁ、そんなこと、知ってるわよー!!べつにメッセを何回送ってもいいじゃない?彼がメッセをおくりたいのだからさー」いやー、神だわ....。凄すぎる....わたしでも渡のメッセ攻撃に辟易してブロックしていいかな?と思うのに。ということで、とりあえず、わたしが彼女の電話番号を教えてもらって、わたしからメッセを打つことにした。いやー障害児に自分の電話番号を教えて、メッセを打ってもいいよって言う人が、この世界にどれくらいいるんだろう。、やっぱ神だわー。
ここのSaratoga店でございます

鮭と格闘

アメリカに売っている鮭はいろんな種類があって、王道はキングサーモンとか、紅鮭(ソッカイ)とか。けど、割と脂分が多い感じ。で、わたしが好きな鮭はKeta Salmon(ケタ)です。これは、日本の塩鮭と同じもので、塩でしめると日本のお弁当に入っている鮭のいい感じなものに、なるわけです。脂分がすくないので、ベタつかなく、おにぎりに非常に向いている。

アメリカの人たちは脂分が好きなので、このケタ・サーモンは、余り歓迎されないので、売ってる店も少ないし、売ってる期間も少ない。

 

ところが!年に一度この鮭の天然のもの7月の上旬に普段の3分の1の値段で売り出すチェーン店のスーパーがあり、わたしはこの日は、前の日から包丁をとぎまくり、大量買いして、ひたすら鮭を捌いては、包み、捌いてはつつみ...を繰り返します。20kgくらいは普通に捌いていると思う。30kg捌く時も普通にある。鮭の行商の人かよ。(←自分で突っ込んでおきました)

今年もそのシーズンが来たのですが、7月上旬が忙しく、なんと買い逃し...。えっ...。そんな大きなミスをしてしまったと思うわたし。落ち込む...。

あわててチェーン店のスーパーに電話をかけまくったら、一つの店舗が

「大丈夫だよ。2週間後にまた同じセールするよ」

と教えてくれました。ほっ。Wild(天然)の鮭のセールは本当にすくないので、これを逃すわけにはいかない。

昨年はパウンド4.99ドル(450gが510円ほどだった。)けど、今年はさすがに、5.99ドルになっていた。ということで手にいれた天然の鮭はこちら!

どん!

こんな感じでさばいていきます。ここに写り切らなかったのもあります。写真の奥のほうに、いっぱい積んであります。

これを捌いて、日系のおばーちゃんにもお裾分けです。渡が昔お世話になったいるので。

なかなか歳をとると、サーモンを捌いて塩で、締めてというのは、めんどくさいのですが、日系スーパーで売っている鮭は、切り身がこれでもか!!というくらい、薄いので、苦手なわたし。「あのぉぉ、カンナで削りました?」と聞きたくなるくらい薄い。なので、自分で捌いて、包んだら。まずは冷凍庫へ。凍らしてあげてから、わたします。持ち運びしやすいし、臭わなくて、焼く分だけひとつづつ出せばいいので。

フライパンで焼くから、おばあちゃんでもできるもんね。

おにぎりにすると、とびきりおいしい。あー。楽しい日だわ。

大学生のレポート採点完了!

大学での講義。大学生さんたちの提出レポートの赤ペン入れをおこない完了しました。いやー学生さん、すごい。みんなすごく真面目に深く考えている...。国立大学だから真面目なのかな?とかいろいろ考えたけど、違うわ。私の大学時代は、脳みそあるのか?というくらいふざけていた感じがしますが、やはり今の子達はコロナ禍もあり、いろいろ考えていかないと見失うこともあるくらい、大変な時代を生きているだと思う。

学生さんたちから、元気をいただきました!いい日だー!!みんなもうすぐレポート返ってくるからねー。

インフレの弊害

アメリカのインフレ。グロッサリーストアーに野菜とか買いに行っても無茶苦茶高い上に、前ほど新鮮な感じがしない。ピーマンがシワシワになっていたり....買い控えてるんだろうな。高い上に新鮮じゃないって...。ということで、今は、家の備蓄を少しづつ使いながら、献立を考えないとあまり新鮮じゃないものを、必死でたべるのもなぁ。ということで、本日の献立は、ジャンバラヤ。会社でいただく。

長粒米をどうやって料理しようかな?と思っていたら、思いついた。美味しかった!まちがいなくワインにあうだろうな。昼ごはんだったので、のまなかったけど....

 

やっぱりベーグルはおいしい

わたしはベーグルが好きなのだけど、うちの近くでの一番のおきにいりの店は、

Noah's Bagle

www.noahs.com

 

今朝は時間がなかったので、あわててベーグルをかって、会社にいき、クリームチーズをぬって、Everything but the bagleをかけていただく。

慌てて焼いてつくったので、見た目がなんですが、やっぱり、おいしかった。ベーグルって最強。このトレジョのEverything but the Bagle が劇的においしいのもあるんだと思う。

 

 

一度お客さんたちが離れたお店は、大変だ...

わたしが20年以上、通っていた地ビールのお店。ここで作っています。ビールがおいしくて、料理もそこそこにおいしかった。開発リーダーはここのハンバーガーが一番美味しいと言っていた。いつも夕方6時を越してしまうと入店するに1時間半とか平気でかかっていました。

ところがっ!!!パンデミックになり、ロックダウンがおわったので、行ってみたら、ビールも全然違うものになっていて、ハンバーガーも悲しくなるくらいダメダメ。値段も驚くくらい上がった...。どうなるんだ?この店と思っておりました。いつもの常連さんが、一人もいない....

もうビールのダメさ加減が、「今日、たまたまダメ」だったではなくて、作り手が変わったことは確か。どうやってここまで違うものを作ったんだ??という感じです。

それで、がっくりきて一年近く行っていませんでした。

 

けど、渡は私といつもこのお店にきていて、従業員の方達もみんな「自閉症の渡」を知ってくれていました。みんな優しくて、友達みたいに接してくれていたので、あの頃の思い出がどうしても忘れられない。彼は、今日は1日くるくると働き、むちゃくちゃ頑張って仕事をしたので、夕飯のお店を選ぶ権利が渡に与えられたわけです。

なので、行ってみたいというので、わたしも「もしかして、またビールの作り手がもどってきたかも。」と思い、確認かたがた出かけてみました。

夜6時半ごろ到着。以前だったら、この時間にいくと入店は8時になるところです。

ところがすっと入れて店内ガラガラ。

もういつもバーでくだをまいていた人たちは、一人もおらず...。酔っ払いが一人もいないビールやって....。一度お客がはなれてしまったら、潮がひくより早くいなくなって、もう二度と帰ってこないのかもと思いました。こんな感じです。

 

以前好きで、頼んでいたビールをまた頼んでみる。息子も同じメニュー。

ビールの味は、前の頃のに近くなってきていました。けど、まだまだ遠い感じです。

料理は、やはり素材がいいものが入らないみたいで、前ほどじゃない。けど、久しぶりに来れた渡はご機嫌でございました。

お店の人も前の人がまだいて、渡にすごく優しい。料理はイマイチなものの、彼は嬉しかった模様。

こうやってパンデミックで、私たちは多くのものを失ったんだろうな。

お店って、一度お客さんが離れたら、取り戻すのは大変だなー。

本当の幸せって....

自閉症の渡をみていて、幸せってこういうことを言うのかな?と思うことがよくある。
そのうちのひとつに、渡の仕事は、レシートがおくられてくるので、その入力処理と整理というのがある。
口頭でのお話がほとんどできない渡は、その送られてくるレシートを入った封筒をみたら、ニンマリとし、開けて中身を見ると嬉しすぎて飛び跳ねる。しっかり飛び跳ねたあとに、すぐにそこから一気に集中して仕事に取り掛かる。その集中力たるや半端ない。なんか、
「今、センター試験受けているところです!」というくらい集中して、仕事に取り掛かります。
「仕事を見ると、飛び跳ねるくらい嬉しくて、実際飛び跳ねてしまう」
という人がどれくらいいるのだろうか。いいなー、こういう人生いいなーと思う母でした。本当にしたいことを日々できる人生ってやっぱみてて羨ましいくらいいいなーと思う。この仕事をしている時は、幸せなんだろうねぇ。お仕事をくださる方々にも感謝の日々でございます。