自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

新型コロナの流行により新しい日常になってきていること

サンタクララ郡は、感染者数がすごい勢いで伸びています。お店も閉店が多く、グロッサリーストアーは営業していますが、レストランは、お持ち帰りと外やテラスで食べるのみです。

グロッサリーストアーも一方通行になったり、1.8m人と距離を開けないといけないです。斜めにくる人や、後ろにいる人などにも配慮しないといけないので、もう目が360度見えるようになって欲しい感じです。

こんな中、私がうまくなったことがあります。

それはヘアーカット。

渡の髪の毛も私がカットしますし、自分の髪の毛も自分でカットします。

誰も会議でおかしいとも言わないし、オンライン会議ではむしろ褒めていたただいたりしたので、いい気になっています。後ろも綺麗に揃っているみたいなので、大丈夫そう。

いやー来年になっても自分でヘアーカットしてそうで怖いわ。我が家はこれが新しい日常になりそう。

けど、ショートにすると、シャンプーも楽で、除菌などであらたな仕事が増えて毎日忙しので、ショートカットは、嬉しいですね。

ロサンジェルス郊外の娘の生活

新型コロナの感染者数が半端ないロサンジェルスの郊外に娘は住んでおります。3月から、自宅で働くようになり、外にも全く出ていないようです。そんな娘の家のトイレの水が定期的に流れるようになっておかしいので、修理の人を呼んだそうです。娘の感想は、

「ほぼ4ヶ月ぶりに、生きた人間を生(なま)でみて、口を聞いた。」そうです。

そうだろうねぇ。この自宅待機令下で感染者数が多いロサンジェルスではそんな感じかもです。なかにはマスクもしないで、外に出る人もいるようですが、娘は真面目にルールを守っている模様。けど、私もほぼ同じような感じです。

どんどん感染者数が増え始めているのですが、お店は開け始めているので、3ヶ月後はもっと大変になるんじゃないかと、ずーーんと気が重い今日この頃です。

 

ランニングについて

私たちの住むサンタクララ郡は、3月17日から外出禁止令がでていて、運動と以外は外に出れません。最近、少しづつお店も開き始めましたが....。で、最初の2ヶ月は、渡は喘息持ちのため、超高齢者とともに、危険レベルが1番のグループ人になり、一番危険なグループに入りました。ところが、本人は、情報は全て理解できるわけではなく、どのような勢いで患者が増えていくのかもわかりません。一番不安でペースが掴めず、困りました。COVID-19というたくさんの情報。どんどん人がなくなっていく映像。いけないプログラム、通えない水泳。大好きで、大好きで8縁通ったボランティアもいけなくなりました。

ほぼほぼパニックだったのですが、喘息の持病がある息子が外でできるスポーツが限られています。やっと、誰にも合わないトレイルを見つけて、歩いたりの日々が始まりました。ほっ。ところがまた今度は山火事で外に出れない。30kmはなれたところの火事の灰が飛んできて、彼にとっては外に出るのが辛い日々になりました。

私のほうは、渡が落ち着いてきたこともあり、6月中旬からマラソンと筋トレを開始。

水泳は大嫌いなまま2年以上も平日の朝に通っておりましたが、マラソンはまだまし。

1ヶ月近く走り始めて思ったことは、やはり悪性リンパ腫の治療前や直後はランニングがすごくしんどかったということ。
悪性リンパ腫の最終回のブログでも書きましたが、治療後1ヶ月で小さな村の5kmマラソンで年齢別グループで優勝しました。

www.yumikubo.com

その後1ヶ月後の2019年3月にも、スタンフォード大学のマラソンでもグループ別で優勝。

それで治療が終わった8ヶ月後には、女性で総合優勝しました。

www.yumikubo.com

けど、この頃はやっぱり、まだ少し体が重かった気がします。

今、この頃より、5kg太っているのですが、走る時の体の軽さは半端ない。

しんどくないというか、変なだるさがないです。えっ!もしかして、がんじゃなく普通の人ってこんなに楽に走ってるの?と思うくらいです。

5km走っても結構楽しい。前は5km走るのは結構つらかったし、大変でした。やっぱり悪性リンパ腫だったんだなーと思います。なかなかランニングの練習が習慣化しませんでした。よくぞ地元のランニングで総合優勝したわ。たぶん、これは、間違いなく、幸運の神様のオマケだな。がん治療に耐えたので、いただけたラッキーなものだった。

けど、また走り始めて、軽いと感じているので、また新型コロナが終わって、マラソンが始まったら、年齢グループ別で優勝できるのか?どうなるのか?楽しみです、その時は、この総合優勝したときよりも、3才くらい多く歳取ってるかな?

ということで、こんなコロナ騒ぎの中でも前に目標があることが嬉しいことです。

とにかく、Stay safe !でマラソン大会が行われるようになったら、元気で参加するのが今の目標です。

 

新型コロナで渡が日常生活で一番ショックなこと。

新型コロナの騒ぎで、我が家の渡が一番ショックを受けていることは、お姉ちゃんに会えなくなったこと。なんだかんだと時間を見つけては、数ヶ月ごとに帰ってきてくれていたのですが、当分めどは立たず。毎日、10通以上のメッセを送り、I miss you 攻撃。それでも納得いかなかった渡は、今度は郵便で必死でお姉ちゃんにお手紙を書いた、どこまで連絡が好きやねん。白ヤギか...渡...。

その気持ちを汲んで、郵便でお返事をくれたお姉ちゃん。こんな絵が封筒に入ってきました。よかったねぇ、優しいお姉ちゃんで。

渡が理解できるような口調で、お手紙を書いてくれている。

ちなみに一番奥が私で、私が抱いている猫が、我が家のいたずら王のアテナ。怒られてから初めて脳みそを使って考えます。向かって左の香穂が抱えているのが、昔からいる自分は、人間だと信じている(なんなら他の猫2匹は自分の飼っているペットくらいの勢い)ハーミーという女の子の猫。人間で言う熟女くらいの年齢です。

一番手前の渡が抱えている猫が、ガンジーを師と仰ぐ無抵抗主義で平和が命というアポロでございます。

アメリカ独立記念日でございます。

アメリカは独立記念日でございます。

2年前のこの日に私たちは、京都にVoice4u株式会社を設立しました。創業当初から、京都は id:reikon が孤軍奮闘して頑張ってくれております。id:reikonの頑張りと日本で助けてくださっている方々がいるおかげで無事に2周年を迎えることができました。ありがとうございます。

 

アメリカ側は、独立記念日の今日は、何をしていたかというと、新型コロナのために、外出もままならず、打ち上げ花火も禁止。自宅からの仕事になります。

けど、アメリカ人全員が独立記念日に静かに家にいるわけもなく、やはり禁止だと言われても、不法に花火をあげる人たちがいて、なんだかんだと花火の音を聞く夜になっております。

 

さて3年目に入るVoic4u株式会社ともども、引き続き、みなさま、よろしくお願いいたします。

 

京都の心が暖まる話2

新型コロナで、多くの居酒屋さんなどが経営が難しくなってきています。

先日も記載しましたが、

私が京都にいくと通うお店、ほらほら。

horahora2013.hatenablog.com

 

京都駅から徒歩5分。多くの人が並ぶたかばしのラーメン屋さんのお隣にあります。

先日も記載しましたが、こちらも他のお店と同じく、新型コロナの自粛の間は、お店を開けることができず...。ほらほらがなくなってしまっては、私と開発リーダー、京都にいる共同創業者の id:reikon とで行くお店がなくなってしまう。ということで、お店にあるハリセンボンの命名権を購入。そうしたら、なんと!最低限の分だけお店にまわし、龍谷大学の寮にお弁当を配達してくださいました。

それもなんと、6月29日まで16回分。毎回内容が違います。凄すぎる...。

自分のお店が、継続が難しい、新型コロナがどうなるか?誰もが自分自身が不安でしょうがない時に、会ったこともない学生の寮に毎回違うお弁当を作ってくださいました。

私がシェフだったら、毎回、唐揚げ弁当にしそう...。

それも内容がまたすごい。

例えば最終回の大16回目のお弁当の内容

メインは、飛魚のチーズ海苔巻きフライのお弁当でした。
高知須崎から届いたピチピチの飛魚を三枚におろし紫蘇で巻いたチーズを挟み全体を海苔で巻き上げてから小麦粉+卵+パン粉を付け揚げました。
ジャガイモ人参ピーマンの炒めものと、ペンネと枝豆のサラダをお付けいたしました。
 
いや、すごい。漁港直送のお魚をそのまま寮生に使ってくださいました。寮の数は複数あるみたいです。
他の日、12回目の時は留学生の寮向けで、ベジタリアンが多いというので、
12回は、二回目のスパイシーベジタリアン弁当でした。
車麩の唐揚げのメーカーを変更したからか?カラッと揚がりました!

すごー。こんなお弁当まで...。

三種類のイカを酒・みりん・醤油・石川県のイカの魚醤・砂糖で煮付け下味したもので炊き込みご飯をお作りしました。

 

16回。毎回内容が違います。

私は母親ですので、子供たちのことはいつも心配です。娘は18歳になる前に(10月生まれだったので、8月末から大学が始まるので、17才)我が家を出て大学の寮に入りました。大学の寮は夕飯と朝ごはんがついているので、食事の心配はいらないのですが、心配しました。すでにもう家をでて10年たっても自分がご飯を食べる時は「香穂は、ご飯食べたかなぁ?大丈夫かなぁ?」と心配します。娘は食べることが大好きですので、食いっぱぐれることなど絶対にないのに....です。

 

新型コロナが流行り出してから、娘はLA郊外で一人で暮らしているので、ご飯食べたかな?とか、さらによく考えます。

 

龍谷大学の留学生の人たちにも家族があって、その家族の方達は、日本のことなどはあまり詳しく知らないと思います。4月から1年生という留学生の方は、ご本人も日本語もまだよくわからないと思います。

そんな時に、新型コロナの騒ぎですので、もう母国で、心配で心配でしょうがないでしょう。体は大丈夫なのか?ご飯は食べれているのかしら?

そんな中、今だと学生さんたちは、お母さんがあまりにうるさく「大丈夫なの?」とメッセなどで聞かれると、お弁当の写メなどを母国に送ったりするのでしょうね。

このお弁当の写真をみて、お母さんはほっとされることだと思います。

 

本当にほらほらの店主の方には、頭が下がります。私だったら、もう自分のこととお店で手一杯で、留学生の方の心配までできないと思う。私もこんなふうに、大変な時でも他の人を思いやれるくらい、心広く、情に厚い人になれればと思います。

店主の方は、大変だったのは、やはりメニュー作りで、もともとすぐに食べれるような鮮度が高いお魚などを鮮度高いまま、食べれるように工夫なさって取り扱ってらっしゃるので、時間がたってから頂く大学生のお弁当というのは、作ることもなかったと思います。

ぜひ、みなさまも京都のほらほらに行ってみてくださいませ。全てにこだわったメニューで、どれをとってもはずれませんよー。

さらに、日本酒の揃えばすごいです。あーー。書いてるうちに行きたくなってきた。

 

きのうのカリフォルニア州のニューサム知事の記者会見を受けて、一番にやったこと。

きのうはカリフォルニア州のニューサム知事の記者会見をみていましたが、増え続ける感染者数のために、カリフォルニアは、また逆戻りして、レストランでの室内飲食はダメだということ。

マスクの着用を言っていましたが、ロサンジェルスなどは、マスクをすると暑くて、しない人も結構いて、まだまだ収束には、程遠い感じです。

ということがわかったので、渡も私にお願いしてきました。

「髪の毛を切って欲しい」

すでに2回ほど切っているので、もう慣れたもんです。2回目のカットは無事成功してうまくいきました。

さっさと切ってしまおうと夕飯後に切ってあげました。

渡の希望としては、とにかく、短く切って欲しい。ということです。

えっ、いまから高校球児デビューなわけ??と思うくらい、もっと短く、もっと短く、と言ってきます。たぶん、暑いんだろな。

ということで、流石に丸坊主は怖いので、上のほうの髪の毛残してきりました。

 

なんとか切れた。よかった。

私も一緒に自分で自分の髪の毛をきりましたが、全体的に、4-5cmほど切り、さっぱり!

後ろは見えないので、どうなってるかわからないけど、まー誰にも会わないし、後ろから見る人もいないし、いいかな。

ということで

どんどんたくましくなる引きこもり状態の私たちです。

 

 

悲しいという気持ちをどうやって教えるか?

24時間・週7日間、渡がずっといる生活が始まってほぼ3ヶ月が過ぎました。私たちの住む地域では、3月17日から自宅待機令が出ています。

やっと生活パターンがつかめつつあるけど、問題は山積み。

まず、勉強などや日常のルールや新型コロナが流行り出してからいろいろと加わった新しいルールなども、私が教えることになっています。

けど渡も「先生がママ一人」というのは、すごく退屈らしい。だれるし。で、英語の言語療法(スピーチセラピー)の宿題部分はお姉ちゃんが週末に買って出てくれて、オンラインでお姉ちゃんのパソコンの画面をシェアしながらの勉強会を開催してくれています。

今回の学びは、言語療法の宿題である友達関係での悲しい困惑する状態のこと。

「友達関係での感情での悲しい」

は、悲しい!の一言だけではすまない複雑な気持ちもあります。言葉だけで説明していても、友達との関係などもあり、わかりにくいので、上記に記載したように、お姉ちゃんがネットで繋ぎ、画面をシェアして、このようにどんどん絵が描かれている画面を見ながら、説明を聞き相手の心の動きとともに勉強。見てても面白い。いいなー、こんな勉強だったら、私ももっと真面目にやったかも。

 

 


自閉症の弟に悲しいという気持ちを教える

我が家の猫の陰謀

我が家には、猫が3匹おりますが、そのうちの2匹のお話し。

ハーミーは、女の子で、人間で言う熟女の年齢でございます。

あともう一人、アポロという人間でいう思春期真っ盛りの大人しい男の子の猫の話。

 

ハーミーは3匹のうちで一番最初に我が家にやってきたので、自分がうちの家族だと思っているし、もちろん、私は人間だと思っています。

あとから同時にやってきた2匹は猫で自分のペットというか、少しでもでかい態度にでたら、天誅を食らわせるくらい怒ります。

自分が人間だと思っているハーミー。

食い意地がはっているのですが、猫のご飯だけでは、納得しない。私がつくった鶏そぼろご飯とか、自分は人間だとおもっているので、食べないと気がすまない。

 

ある日、この鶏そぼろご飯をパイレックスの入れ物に入れて、台所の机の上においてあった。まだ暖かいので、冷蔵庫に入れず、私はシャワーへ。

シャワーからでてくると、キッチンから、ごつんというパイレックスが落ちる音がした。

まちがいない!!!ハーミーがパイレックスに入れた鶏肉を床に落とし、パイレックスの入れ物を割り、中身を食べようとした模様。ところが、パイレックスは頑丈なので割れず、中身を食べれなかった。さらに、その音に気がついたママが走ってやってくるという最悪の状況に。

 

私が、走ってキッチンにいくと、ハーミーが鳴いて、アポロを呼びつけている。

言われたことをなんでも聞き、無抵抗主義で、争い事が嫌いなアポロは、

ハーミーによばれたので、キッチンにやってきて、座っている。その間、ハーミーは、

「これを落としたのは、アポロ。お代官様、アポロはわるいやつでございます。」とみえるように走って逃げた。

濡れ衣を十二単なみに着さされるアポロ。ふびん.......。

ハーミー、バレるってば。

最後はハーミーは、御用になり、怒られる。

いやー、ハーミー。甘いって。

アポロ、なんでも言うこと聞くのはダメだってば。

と猫に説教する日々でございます。

自宅待機令下のシリコンバレーでの、のどかな遊びが怖すぎた。

うちの会社があるサラトガ市という地域では(アメリカ西海岸、シリコンバレーに属する地域。サンタクララ郡です。)3月17日から自宅待機をするようにと言われています。運動や買い物以外では、外に出れない状態ですね。これじゃー、子供たちはかわいそう....ということで、地域のお店や住宅街などが協力して、子供達がお散歩などで外に出てた時に楽しめるように、と窓や扉などに熊のぬいぐるみをおいて、見つけて遊んでねという、”ベアー・ハント”というのをやっています。
みんな様々なところに熊のぬいぐるみをおいていて、出窓に座っているかわいい熊のぬいぐるみとか、玄関で迎えてくれる熊のぬいぐるみがあったりとか、大変のどかで可愛いのですが、会社の近所の葬儀屋は怖すぎる。

熊を柱に括り付けた上に、顔、崩れてるし。葬儀屋だけにリアルに怖い。