自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

私が二・二十六事件の時に帝国ホテルが振る舞ったカレーにこだわる理由

二・二十六事件の時に、帝国ホテルは政府軍の拠点になり、その政府軍に対して振舞われたカレーです。このレシピを手に入れた私。詳しくはこちら。

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さらに、こちら

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二・二十六事件は、若い陸軍青年将校たちが、政府に対しておこしたクーデター未遂事件です。彼らは、政治腐敗を指摘し、さらには農民たちが貧困な生活を強いられていることに対して、これらはおかしいので、やめるべきだということを訴えた事件です。上層部が腐敗していて、贅沢三昧だということを指摘しているわけで、確かにね。と思います。

それがこのカレーです。農民たちが日々の生活をしている時に、生のココナッツや、ゲッケイ樹の葉っぱカレーの粉などを使って1000人分とかのカレーを振る舞えるってすごい。これが、カレーです。ご飯は、私が穀米と白米でたべたかったので、こんな感じ。

具がないんです。というのも、ハムとか生のココナッツを使って煮るのですが、それは、全て越して捨ててしまう...町では農民たちが食べ物も足りず、生活をおびやかされるのに食べる。

いやー。贅沢すぎます。

こういうことを体験することができるカレーなんだなーと思います。

そりゃー若い人たちや農民は怒るわ〜と思う。こういう時代背景をカレー一杯で、知ることができるってすごい。

開発リーダーが作ってくれたのですが、ありえないくらい美味しいです。

どこでやめたらいいの?と聞きたくなるくらい、食べるとするする入ってきます。市販のカレーのルーとは全く違うものです。

すごいわー、開発リーダ。万歳!80年の時をすぎて、紐解かれる歴史ってすごい。感動。

召し上がってみたい方は、お知らせくださいませ。

香穂が、私の悪性リンパ腫(血液のガン)のことをインスタにあげています。

香穂が、インスタグラムで、私の悪性リンパ腫である「非ホジキンリンパ腫(Lynphoma)ステージ4」の診断を受けた日のことをあげています。画像をクリックして絵の右端にある小さい矢印をクリックすれば、どんどん画像が見れます。英語なんで、わかりにくいですが。

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こちらは、診断を受けた後の話し。こちらも画面右端の小さい白い矢印をクリックすれば見れます。

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こちらは、免疫治療(アメリカでは抗がん剤治療と同じ扱いになります)を通院して受けていた頃の話。

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 笑ろた...。 

 

お姉ちゃんとサクラメントに行くという渡の希望を叶える

香穂が渡のIPPで帰省中で、サクラメントに行きたい!というリクエストに答えて、早朝から向かいました。まずは朝ごはん。

このスープは美味しかった!

ということで、走っているうちに、今日発売の珍しいワインを販売しているワイーナリーに立ち寄れることがわかり。寄り道。

途中Inoneという初めて行く道に行きました。

こんな古い歴史的な感じの町があるんだなーと思い。

さて、到着。

こんな珍しいワインもあって、大喜びの私。

 

念願のワインの大人買い。これは、Cinsaut という種類のワインで、お友達に頼まれている分もかったので、大量になるという...。

途中で、お昼。渡の大好きなフーターズですが、渡が好きなおねちゃんは、別のテーブルの担当で、うちのテーブルではなかった.....。昔だったらすぐにそのウェイトレスのおねちゃんと写真をとると言って申し込みに行くのですが、今回は自分のテーブルのおねちゃんにお願いして写真をとっておりました。

きちんとお礼も言って、ちょっとは成長したなぁと思っておりました。

渡のサクラメントの目的、Train Museum.

けど、この電車はきしょい。

ということで、母のワイン購入と弟の博物館に付き合わされた香穂へのご褒美はこちら。

久しぶりに休みらしい休みでした。

 

 

 

 

 

 

IPPミーティング(年次会議)成功の打ち上げがどこで行われたか?

渡の年間の目標を決めるIPPが、無事に昨日成功のまま終わり、打ち上げに朝ごはんをお姉ちゃんと食べようということになりました。主役は渡なので、どこで食べるか渡に選んでもらったら、なんとここ。

日本のデニーズとはまったくちがい、あいそのないメニューが並ぶこのお店。

昔はいくこともなかったのだけど、テーブルが広いこともあって、たまに行くようになった私。お気に入りはこれ。

鉄板に乗ってくる焼き物です。もちろんのこと、アメリカですから、店ごとにムラがあり、鉄板にのってるのに、冷めきったものを出してくる店や、きちんとマニュアル通りに、ジュージューと音を立てながら出てくるお店もあります。なので、なるべくマニュアル通りの店に。

無事に出てまいりました。

お姉ちゃんは、嫌な顔一つせず、弟の渡に付き合うという。

さて、今日は仕事だ!明日は、サクラメントまで行きたいという弟のいうことをきいて、おねえちゃんとサクラメントにいきます。

年次ミィーティングの渡の個別プランのIPP

さて、渡の年次ミーティングでございます。今回は新しい渡のサポートをお願いするので、根回しバッチリで挑みました。渡のプリグラムの先生などにも今回の目的を綺麗に話して納得していただき、味方になってもらって完璧に出席。ところが!新しいサポートを提供する側の人が、ドタキャン。なんだか、子供さんが病気だそうです。

けど、この会議では、渡の新しいサポートは必要ということが認定されたので、無事にサポートをもらえることに。やったね!

渡も会議中、外すことなく、きちんと正しい態度で出席して、日本の国会に出席する議員の態度より真面目な感じでした。明日は、土曜日だけど私も出勤なので、朝ご飯を家族で一緒に食べることが決定。よかったね。

 

お姉ちゃんが帰ってきた!さて、渡のIPP(年次プランミーティング)

深夜に香穂が帰ってきました。明日行われる渡のIPPに出席するために、会社を休んで帰ってきました。今回、初めて有給をとった香穂。土日は必要ないと思うくらい絵を描くのが楽しく、仕事が好きな香穂。LA近辺の空港から、夜遅くに飛び立って帰ってきたので、食べたくなるような夕飯を販売していないらしく、あわてて、香穂の好物を作る母。ところが、もう学生の頃からご飯は大人数しかつくったことがないので、少人数のご飯をいうのを作るのが面倒。大人数の方が慣れてるのでさっさとつくりやすい。ということで、今回も自分たち家族の分や会社っていっただけでもこれだけ余った。

やっちまったよ。とおもったけど次の日も食べれるので、会社とわがやとでせっせと食べることに。

空港で待ってる間は大興奮の渡。落ち着かないので、ゆらゆらゆれたり、ジャンプしたりしんがらまっていました。そうするとおねちゃんがデートからでてきた。

万歳! 毎日、香穂が帰ってくると50回は言っていたので、大喜びです。

さて、明日のMeetingは、渡の支援で新たなことを要求するので、会議というより、ほぼほぼ決闘になるんじゃないか?と思うけど、こちらは、香穂とターーップリ作戦を練ったので、どうにかなるでしょう。母は、頑張るぞ!

 

 

 

ディズニーってやっぱりすごいと思ったお姉ちゃんの働く会社訪問

香穂が現在住んでいるカルバーシティというロサンジェルス空港から北に8kmほどいったところから、新しい職場の近くへの引っ越しを考えているので、家探しにお付き合いしつつ、会社も見せてもらいました。

小さい時から、ディズニーのテレビ番組を作りたいと言っていて、現在ディズニーテレビにいます。テレビの近くに本社もあります。ディズニーテレビと本社のウォルトディズニーアニメーションスタジオにつれていってもらいました。

さてディズニーランドにもある、ウォルトディズニーとミッキーの銅像。

これは、ウォルトに触って彼の思いを感じて欲しいということで、誰でも触ったり、写真をとったりできるようになっているそうです。・

ウォルトディズニーが亡くなった後に経営を引きついだ、ロイ・ディズニーはミニーと。座れるように横の席が空いています。

正面の社屋はこんな感じ

ビルの屋根を支えているのは、白雪姫と七人のこびとたち。これはなぜか?というと、この社屋は、大変古い建物がたーーくさん敷地内にあるのですが、それがほとんど平屋です。というのは、1937年に作られた映画の白雪姫が大ヒットして、その時に土地を買い、建物を作ったためです。その時のことをなるべく残すようにというので、建物も古いまま使っている部分も多いです。それで正面の社屋の立て直しの時は、この白雪姫と7人のこびとの時の初心を忘れないようにというので、七人の小人が大変リスペクトされている模様です。

敷地は広すぎて、ヒールで行ってしまった私はもう全部歩くのは不可能だった....。

小さい時からディズニーで働きたいという夢を抱きつつ育ち、絵が全く描けない母(←むしろ描くのは苦手で嫌い)と小さい時は叫ぶし暴れる自閉症の弟の家族の中で育っているので、美術館にも行けませんでした。アニメの絵の描き方なんて家族では誰にも聞けないし、専門の道具なんかも家にあるわけではない。母親である私からは、「どうせ、絵は飽きるだろう。」と信じられていて、1冊10セントのリサイクルペーパーできたボロいノートだけを大量に渡されるようなすごい環境でした。

 

私は、香穂が子供の頃、彼女が「バレーボール選手になりたい」「野球やりたいとか」「自転車やりたい」とか言ってくれたら、全力で助けられると思っていたのに、運動はからきし興味がない。なんか、大きくなるにつれ、さすがに、これはやばいかもと私も気がつき、もっといい絵をちゃんと描ける環境だったらいいのになぁ..と思っていたけど、やはり私は苦手なものは苦手なままだった...。アニメーションの世界に進みたいと思う香穂には、いい家庭環境ではなかった。だけど、しっかり夢をかなえたのだなぁ。

夢を叶えるってすごいな....と思ったら、なんとなく目頭が熱くなってきた私。私が絵やアニメのことは、褒めたり理解したりできない分、周りにいる私のお友達が一生懸命褒めてくれたり、一緒にアニメの絵を描いてくれたりしました。この周りの人たちの思いやりと愛情と応援でここまで来ました。

みなさま、ありがとうございます。みなさまの応援がなければ、今の香穂はなかったと思います。本当にありがたい限りです。

さて、香穂に

「夢が一つ叶うということは、夢を失うということだよ。どうするの?」

と聞いたら、

「あのね。私なんてまだまだ技術も足りないし、もっともっと勉強しないといけないことがいーーーっぱいあるし、舞台がどこであれ、私はいいアニメテレビや映画をどんどん作り続けたいから、これは、第一歩。もっと大きな夢があるのだから、まだまだよ。」というようなことを言っておりました。そう考えたら、たぶん人間の寿命なんて香穂にとっては、すごく短いのかもしれません。

さて、引っ越しする家も無事に決まりました。香穂は今、住んでいる家を引き継いで住んでくださる方を探しているそうです。6月10日くらいから住めるそうです。アパートの中はゲートで鍵がすべてかかっていてるし、敷地は広くプールは3つスパも室内、室外にあり、ジムもあります。庭には小さな川が流れ、手入れされた大きな庭があり、静かなところです。ロサンジェルスの北側にあるソニー株式会社に通うのには、数分という大変いい場所ですし超安全。部屋の中は、普通の部屋の3倍以上の高さの天井ですので、のびのびと過ごせるスッーディオです。ご興味のある方はご連絡くださいませ。治安がいいので、女性の一人暮らしにも超安心です。

 

 

香穂が働くディズニーテレビでアバローのプリンセス エレナの日本人キャラクターデザインの方に会った話

渡のお姉ちゃん、香穂のお仕事のお話。香穂は小さい時からディズニーが大好きで、子供の頃からデイズニーでテレビ番組をつくることを夢見ておりました。現在ディズニーTVで「アバローのプリンセス エレナ」の作成スタッフとして働いております。

2年前にディズニーランドに行って、パレードを見ていた時のこと。私が見たことがない真っ赤なドレスを着たプリンセスの台車が動いてやってきた。香穂に

「えっ?このお姫様、映画に出てないよね?誰、誰?」と聞いたら

「あぁ、知らないかもねー。これ、テレビに出ているお姫様で、エレナ。すごい人気なんだよ。テレビから人気が出て、こうやって一機の台を持つってすごくない?このチームで働けたら最高だよね」

とは言っていました。けど、ディズニーTVなんて山のように番組を作っているので、香穂の言ってることは、「そりゃあんた、ありえないわ」と心で思って流しておりました。

そんなこんなで、昨年、ディズニーテレビの試験をうけるチャンスがあり、なんと所属がエレナの作成スタッフでした。もう大喜びで入社。無事に子供の頃の夢が叶いました。

それで香穂からは、

「ねぇ、知ってる?エレナのキャラクターデザインの人って、日本人なんだよ」とは聞いてはいたのですが、

「お会いする機会あるの?」と聞くと

「いやーチームが大きいし、キャラクターデザインの人とは、なかなか会えないよ。彼女がすごい勢いで、急ぎ足で会社内をかけぬけたのは見たことがある」と話しておりました。ディズニーテレビはカッ飛び忙しいところで、体力勝負のようなところもある上に、アニメーションの作成というのは大量の人がかかわるので、しょうがないね。とはなしておりました。

が、先日のこと。

香穂が出勤して朝からバタバタと仕事していて、お手洗いに立ちよったら、なんと、ばったりとその日本人の方とお会いしたそうです。野谷律子さん。2017年3月のインタビュー記事ですが。

リンクはこちらです。

akiba-souken.com

超緊張してドキドキしたけど、ものすごく優しくていい人だったので、話しやすかったそうです。香穂にとっては、会社自体がディズニーランドみたいなものなのでしょう。土曜日、日曜日はもういらない....おもしろくないそうです。若いうちにこういう仕事につけるっていいなー。と思いましたが、私は、絵を描くことが大の苦手。絵を描くか腹筋100回のどちらかをしろといわれたら、絶対に腹筋を選びます。美術館も苦手の母の私がいいなーと羨ましがっても何もならないけど...。

二・二六事件の時に振舞われた帝国ホテルのカレーのレシピ解読終了!

日本に行ったときに、帝国ホテルのロビーに二・二六事件の時に振舞われたカレーのレシピが展示してありました。それをやっと時間が空いたので解読。材料の単位が匁とか、久しぶりに聞いた単位だったり、炒める火力が文火と書かれてあったり。

道具も毛篩って何?とか、面白かったけど、Google 万歳!ということで、結構簡単に解読できたので、単位をグラムに変えてレシピの現代版が完成。ヤシの実とか当時、生で仕入れいていた帝国ホテルはやっぱりすごい。とにかく手間暇かかっています。

材料は全てアメリカでも入手可能なことがわかりましたので、完成したレシピはすぐに最近、料理人になるのでは?と疑われている開発リーダーに託しました。

開発リーダーと話していて、考えたことは、このカレーに成功したら、今度は帝国ホテルのカレーを使ってカツカレーを作ったらどうか?ということ。

このカツと帝国ホテルのカレーソースは合いそう。

この帝国ホテルのカレーソースは、名前が、「ソース オ カリー」となっています。

レシピの通りにつくると一升(1.8リッター)できるということでした。

二・二六事件は、1936年(昭和11年)2月26-29日に起こった事件でなので、深々と冷える日だったそうで、鎮圧部隊の一拠点となった帝国ホテルが、兵士たちがすぐに暖かくなる食べ物はなにか?というので考えた末、カレーになったそうです。2月27日に振るまわれたとデータには残っているようです。たのしみぃ!いつ食べれるんだろうか...。

我が家の猫のアポロ

 我が家には3匹の猫がおります。1匹はメスで、我が家に2年以上住んでいるハーミーという子です。

2匹目は、男の子で、アポロという平和主義で内気。人見知りで、おとなしい猫です。

3匹目は2匹目のアポロと一緒にやってきた男の子のアテナ。これがいたずらっこで、本来なら我が家にくるはずではなかったのですが、アポロをシェルターから引き取る時に、かかりの人に「一緒に連れて帰った方がこの子たち2匹で遊んでくれるので、あなたたちは楽できるわよ。」等々といろいろなことを言われて説得されて、たぶん、この子は引き取り手がいないだろうなとおもわれたので、連れて帰ってきた猫です。

名前は全てギリシャ神話から香穂がとってつけています。ハーミーだけは女の子なので、ヘラクレスの名前を変化させてニックネームにしました。

 

アテナは男のコらしく、とにかく、他の猫とすれ違いざまにパンチしたりして、「構って欲しい」感を満載にだして、喧嘩でもなんでもいいから、遊んでよーという感じ。その売られた喧嘩は買い、絶対にまけないのがハーミーでボコボコになって反省するまでアテナを攻めます。やっぱり女の子は、気がきつい。

そんな喧嘩が始まると、なにごともなかったかのように、他の部屋へ避難し「知らぬ存ぜぬ」をつなるく気が弱いアポロ。

最近、アポロは気がついたことがります。窓から外をのぞいていると、ママがかえってくるのがわかるということ。

出勤して渡が帰ってくる時間に、私は一度家にもどってご飯を食べて、それからまた再出勤するのですが、このお昼の時間には必ずアポロが窓の外をみていて、私の帰りを待っています。

こんなことは子育てしててもなかったので、非常に可愛いと親バカしている私です。