自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

日本にきて一番にやったこと

日本に来て一番にやったこと。

1000円カット。とにかく東京では自分の時間が1時間もないので、すぐにできるのはこれだった。カッパの皿みたいになったけど、髪の毛が多い私にとっては救世主でした。

それから打ち合わせの場所へ。

ここに来ると季節がわかっていいわー。

クラブラウンジも空いていて静かでした。

さて、お昼の会食。

思いっきり秋を感じる御膳。

 蓋をとるとこんな感じでした。

秋のお椀もの

 お刺身は美味しかった。

デザート

ということで、お勉強になりました。

入店して、すぐにウエイトレスの方が、私のカバンにカバーをかけられたので、

「なんで、この人、私がよく食べ物をこぼすことを知っているのだろう?」

と不思議だった。けど、周りを見渡すとみなさんにやっていたので、ほっとしました。

さて、夕飯は友達と飲み会なので、ちょっとほっとしながらいただきます。

 

 

ANAの客室乗務員の方の心遣いに涙が止まらない母 #ANA

USA→東京への飛行機内でCAの方が食事の配膳も終わり、のんびりモードになられました。なので、

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絵葉書を1枚頂けないかしら?

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と話しかけた。

そこからお話が弾み、

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重度喘息と自閉症を持つ息子が飛行機が大好きで、絵ハガキを頂ければ、一人暮らしの祖父へ必死で日本語を書いて送るのよ。おじーちゃんはそれが嬉しくて。申し訳ないけど1枚あったらください。

<<

と説明。喘息持ちの息子を飛行機に乗せるのは何日も前から気圧の変化にも耐えれるように体調を整えてから乗るので大変ですよーとか、少し無駄なお話しもしておりました。すると息子の名前まで聞いていただき、席まで持ってきてくださったものがこちら。

絵葉書はこちら。

CAさんからのお手紙に母は涙、涙のフライトになりました。

おじいちゃん、待っててねー!渡がアメリカからお葉書書くからねー!

 

さて日本!

今回はサンノゼ空港からロサジェルス経由で日本に向かう便でした。乗り換えもうまくいき、空港でほっとできたのは、ちょうど朝5時50分です。するとなんだか、みんながもぞもぞし始めて、えっ?なにかするのかな?とおもいきや、ピタッと空港の業務が止まり、全員が起立して国家が流れました。そう、本日は911の日。アメリカ同時多発テロ事件の日です。

西海岸時間の朝5時50分に空港業務の全てが止まり、お客もスタッフも全て立ち上がり全員で国歌斉唱です。胸に手を当てている人がたくさんいました。こんな悲しいことが2度とないようにしてほしい。亡くなられた方には、ご冥福をと思った朝でした。

 

ランニングについて

8月31日の最後のいち日をあげないと思っているうちに9月も20日を超えました。

早すぎる。けど、ブログの書き溜めるはしていたので、31日に思ったことを。

私は5kmマラソンにたまに出るのだけど、年間の目標は、年齢別グループの1位です。

ところが私の年齢別のグループには、常に全体の2位になる人がいた。隣町に住むKさんという人です。彼女は高校生をぶっちぎり、大学陸上部もかっ飛ばして、常に全体の2位か1位につけます。と言うことは、私が年齢別グループの1位を狙うということは、総合優勝を狙うことと同じでした。ところが!私も歳をとり大台にのったときに年齢別のグループがKさんとわかれてしまったために、年齢別グループの1位は総ナメしはじめました。ふっふっふ....Kさんがいないので、ここから数年は1位だ。と喜こんでいたのもつかの間、半年したらまた年齢別でも2位になり始めた。あれれ??と思っていたら、なんとKさんは私と同じ年齢で半年遅れの誕生日だということが判明。ということで、また当分は年齢別2位しかとれませんが、時間を見て走ります。

8月は毎日ブログをあげるぞ!と思っていたけど...。

8月は毎日ブログをあげてみよう!と思っておりましたが、かわいがってくださっていた方が亡くなったり、息子の友達の訃報を聞いたりで、なかなか元気が出ず。知的障害のある自閉症の人の平均寿命は38才。我が家のむすこもこのグループに入ります。凹んでいても寿命は伸びないし、いかに幸せに長くいきていくのかも大事だけど、長く生きるのみが人生ではないので、安全に楽しきいきれることを目標に頑張らねば。

残された私たちにはまだまだしないと行けないことも大量にあって、先に旅立たれた方は、私たちがすべきことをきちんとし終えるまで待っていてくださるんだな。と感じるようになってきました。最近は「長いお別れだけど、また会えるんだ」ということを思うようになりました。頑張って、この夏を乗り越えていきます。

どんなけ仕事好きやねんという話。

渡はお仕事は入ると喜ぶのだけど、大きなお仕事が(手間暇かかるような仕事で、コンピューターを使うもの)が入ると年に数回、嬉しくて踊ります。どんな感じで踊るのか?と聞かれたので、とりあえずここに挙げてみました。こんな感じ。
youtubeすごい。音楽をそのままで挙げてしまったら、なんときちんと、youtube側で、音をバラバラにしてくれてあります。なので、見るときは消音でを見られた方がいいです。

 


Wataru Dancing

 

けど、どんなけ仕事好きやねん。と思うわー。

夏休みの宿題をしないと、どんな大変なことが起こるのか?

夏休みの宿題の売り買いが、ニュースになっているけど、私が子供の頃の話。

母が

夏休みの宿題をしないと大変なことになる

と再三いうので、大変なことって何?と聞いたが、何も教えてくれなかった。

大変なことってどんなことだろう?

 と思って、どうしてもその「大変なこと」を、見てみたい&体験してみたい、と思って母には、

夏休みの宿題は全て終えた。

 と告げてなんにもせずに9月1日に登校してみた。そしたら先生が宿題をできていない子たちを集めて15分ほど怒っただけで、「大変なこと」は、なにも起こらなかった。むちゃくちゃがっかりしたのを覚えているけど、その時は夏休みにしないといけない、アリの巣爆破、ザリガニはどの餌が一番釣れるかとか、家の庭にたくさんいたトカゲの尻尾を全て残らず切ったらどうなるか?etc...の宿題よりはるかに大事だと思われることを全てやってからの登校だったので、「自分は本当にすべきことを夏休みに全部やってよかったなー」と確信した9月1日でした。

 

越後屋の生みの親はねずみ小僧だったという件

渡は、自分が水を巻いて育てたトマトを10個3ドルで母親に売りつけると言う越後屋も驚きのビジネスプランを立てておりました。詳しくは、こちらをクリック→越後屋渡が、暴利を貪ろうとしていたトマトがどうなったか?

そんなに気合いをいれて、水をあげていたトマトの収穫は、ネットのプレゼントもあり、1日でなんとこれくらいあります。

大きなトマト、中くらいのトマト、小さいトマト、といろいろあります。サイズがわかりやすいように、おちょこをいれてみました。結構大きいなー。

これを10個3ドルで売られたら、母のお財布事情は非常に辛い。

なので、渡が昼間にボランティアに行ってる時間や、早朝にこっそりと採って減らして、テキトーな数にしておく。そうなんです!なんと越後屋の生みの親の母は、鼠小僧だったんですね..。鼠小僧を家においていては、勝ち目ないかも。越後屋、あとは、遠山の金さんを連れてこないと、解決しないと思う。頑張れ!越後屋、渡!!

 

 

講演会お知らせと、最近のシリコンバレーの物価高が日常に及ぼす影響

京都で講演会します。

日時:9月19日(水)7:00pm-9:00PM

場所:京都リサーチパーク(京都駅からJRで一駅の丹波口から徒歩5分です)

   京都市下京区中堂寺南町134 

チケットは下のリンクより。あの話やこの話、普段では話せないオフレコの話をいたします。さらに、インターンのお話もしますので、大学生のみなさま。ぜひご参加ください!

リンクはこちら。↓

krp-voice4u180919.peatix.com

参加の方は右側の黄色の"Get Ticket"をクリックして画面にしたがってお進みください。

 

さて、日曜日の本日の話。

渡と香穂と私大好きだったドーナツ屋さん。毎朝4時にはドーナツがずらっーと揃っていて、中学まで睡眠障害で長く眠れない渡の朝ごはんとして、私のパワーブレックファーストとしてお世話にもなりました。渡がいろいろな新しいプログラムに入った時も、必ずスタッフやコーディネーターの方に「よろしくお願いします」と言って配るのはここのドーナツを5ダースとか6ダースでした。職員室へもここのドーナツでした。ちょっとしたお手数をかけた時もここのドーナツがお礼の品。ここのドーナツ屋さんに私たちはどれだけ救われたことか。
義務教育が終わり、今は毎週日曜日、勉強会の前に必ずたべると決めているのだけど、なんと今週の金曜日でビジネスを閉じるそうです。ここ1年、個人経営のお店がどんどん閉店になって、もしかしたら「私たちが好きなドーナツ屋さんも?」と心配していたのですが、やはりそうなったかーー。と。土地の価格、材料の価格、人件費の価格が上がりすぎ、個人経営のお店はなかなか経営が難しいです。悲しすぎる朝。おじさんとおばさんは、20年近くドーナツ屋さんをやったそうです。最後の日の金曜日には、渡とご挨拶に伺おう。そう思いながら、ドーナツ食べたらヘアーカットへ。

 

そこもまた数日で閉店ということを言われて渡はショック。お友達といつも一緒に行っていたところです。お店の店長と話したのですが、今、$8500(94万円)の賃貸費を払っていたけど、さらに高くなって$12000(140万円)になるので、経営が立ち行かないそうです。えっ!!140万円の家賃?すごーー。あっという間にせっかく馴染んだお店が全部閉まっていきます。会社の前のOSHというDIYのお店も閉まります。ヘアーカットの店については、お友達のほうは、渡より大焦りだ。渡はまた綺麗なお姉ちゃんがいるヘアーカット屋さんを必死で探すと思われます。以外にこういうところは立ち直りが早い。

ところで、日本の会社のみなさま。シリコンバレー進出を目指される時は、くれぐれも「社屋の賃貸代金や人件費は、とてつもなく高い。」ということをお忘れなく...。ここ数年多くの日本の進出企業は、一室を借りることなく、机貸しのようなインキュベーションセンターが多いのだけど、こういう理由もあるわけだ。こうなってくると、うちの会社はおかげさまで、事務所内に部屋数がある会社ビルを借りているので、静かに仕事がしやすく、階下の会社の人たちもいい人たちで、ラッキーだったなーと思う。

 

日曜日の今日も静かで気持ちいいオフィスでがっつりはたらいておりました。夕方から会議で、おわったらお腹がへって、すでに行きたくなるようなレストランは、夜なので、しまっておりました、。早く食べて仕事にやりのこしたところをやりたかった私はハンバーガーを提案、決定です。

Jack In the boxというハンバーガーやが開いているので、会社の前にいったら、表示では24時間やってるはずなのに、21時で閉店しました!紙に書いて貼ってあった。1マイル離れたところにある2軒目のJack In the Boxにいったら、15分もドライブスルーで待たされた。お願いしたのが、Late Night Burgerというタコス2つ、ハンバーガーひとつ、カーリーフライとフレンチフライがはいった弁当のようなものだったのだけど、なんと!若い高校生くらいの女子がたった一人で大きなお店で働いて作っていた。そりゃ、時間かかるわ。会社に戻って食べたら、すっごく冷たかったのだけど、なんかすごいブラック企業だなーーと思った。シリコンバレー、なんでも値段が上がりすぎて、ファーストフードやレストランは慢性的な人手不足で、1軒目も働く人がいなかったので閉店だったのね。今日は1日朝から、ドーナツやの閉店、ヘアーカットの閉店、ハンバーガー屋のブラック労働を見て、物価あがりすぎ、人件費あがりすぎ、土地上がりすぎのシリコンバレーを3回も体験できました。はぁぁ