自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡の社会貢献

渡が、飢餓撲滅のボランティア先からクリスマスだということで、お礼のものをもらって帰ってきました。感謝の言葉が書いてあるカバンと中身のお菓子や、乾燥止めのクリーム。石鹸などなどです。

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ここのボランティアを開始してかれこれ5年。40度の気温でも、大雨が降っても、嵐がきても氷点下になっても、一度も遅刻せず、朝の暗くて寒い6時には家を出て片道2時間半かけて通い詰めました。今年から、送迎車が出ることもあって、朝はのんびり眠れて、帰りも送ってくれるようになりました。週に3回行っていた年もあるし、週に2回の時もあります。

大学と仕事を両立させながら、ボランティアも通うっていうことを大学生の人たちでもどれくらいやっているのだろうか?と思いますが、渡はどれもほぼお休みなく通っているので、普通の大学生なみに頑張っているなーと思っていたところでした。

この場所の方達は、渡のことを認識してくださっているので、週3回通っていた頃は、ボランティア先のボスのようになり、部下がいたという...。部下としてはボスが自閉症って大変だなと思うのですが、渡のすべきことはルーティーンになっているような仕事を新しい人にゼスチャーで教えるというものです。さらに同じボランティアメンバーが、困っている時には、すぐに助けるということ。これはお得意。

渡は、うまくいかなくても怒って他人様に八つ当たりするとか、そういうことがあまりないので、黙々と助けているので、女の子たちには、喜ばれるらしい。

渡の長いボランティア活動を見ていて思うのは、誰だって社会のために役に立つことをするのは嬉しいということです。社会のためっていっても、別にすごいことをしなくても、子育てしてるお母さんが抱えている赤ちゃんが落し物をしたら、拾ってあげる。これだってお母さんにしたら、嬉しいことだと思います。小さなことでも人様が喜ぶことをするのは、嬉しい。障害があってもこういう人様の喜ぶことができる場所を与えてもらっていることに感謝です。

さて、このプレゼント。渡は全て私にくれました。配れといいます。どうも自分がお世話になっている人たちに配って欲しいらしい。たくさんの人にお世話になってるので配ると少しになりますし、小さなもので、配られる方もこれくらい自分で購入することができる方ばかりです。けど、渡は、みなさんにプレゼントを買うようなお金もないし、気は心なので、すこしづつ配らさせていただきます。みなさま、ありがとうございます。今年も無事に1年が終わります。