自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

動物のシェルター(殺処分するのでなく、里親を探してくれるところ)が、1年で1番忙しい日はいつか?

先日、裏庭に親と逸れたと思われる子猫を発見した渡。香穂と私とで、いろいろ調べて、里親を探してくれるシェルターに持参しました。過去記事はこちら→我が家の裏庭で迷子の子猫がやってきた。

シェルターでは、預かった生き物に身体検査、必要ならば医療を与え、予防接種をし里親を探します。あとはネットで公開して、里親を探します。現地にいって、会うこともできます。引き取り手が飛行機代金を払えば、全米どこへでも送ってくれるシェルターもあります。

シェルターは本当にいろいろあって、我が家の近くで有名なところはこちら。→Humane Society Silicon Valley

子猫の場合は、親と逸れると2匹で行動する猫がおおいことと、繁殖期には数が増えるので、二匹で買えば猫自身は無料というキャンペーンなども時期によっては、やっています。このように猫自体はキャンペーンなどで無料になる時がありますが、最初の予防接種量や、登録料、避妊手術、マイクロチップのお金などまとめて$175になります。これらのお金は、引き取り手の負担になります。詳しくはこちら→Steps To Adoption Success

引き取って、無理だなー。このまま育てられないなーと思えば、いつでも返すことができますし、飼った後もメールで相談や、引き取った場所で相談などもできます。動物を一生家族として飼う決断料金のような気もします。

先日、我が家の裏庭で発見された子猫も、このような施設に引き取られます。

施設に猫や犬、ウサギなどが入ると、写真を取り、ネットに掲載され、里親を探すのですが、ある施設では、この写真を自閉症の方が行なっているそうです。それまでは、次から次へとやってくる動物を係の人が撮影していたのですが、どうしても写真が業務写真になってしまいます。

写真好き、動物好きの自閉症の方がこの写真撮影を行うようになってから、里親に引き取られる率がぐんとあがったそうです。動物目線で可愛い写真が取れて、掲載されるようになり、引き取り手率が驚くほどあがったそうな。

我が家の歴代の猫たちはここからやってきます。さて、このような犬や猫の保護施設。1年で1番忙しい日というのがあります。いつだと思われます?クリスマス前?夏休み?繁殖期?

いえいえ。一番忙しい日は、7月5日、明日でございます。なぜか?といいますと、

アメリカは、7月4日は、Independence Day(独立記念日)です。お店に売っているケーキ屋、クッキー、花束、様々なものは青、赤、白の国旗の色のものが多くなります。こんな感じです。

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なぜこのお祝いの次の日に、シェルターが一番忙しくなるのか?

なぜかというと、7月4日は各地で大々的に花火が打ち上げられます。我が家にいても多くの場所からたくさんの花火の音が聞こえます。この音に驚いた犬、猫たちは、怯えてパニックになり、家から飛び出して迷子になるそうです。それらを捕まえるのも忙しいし、近所の方々が、みつけた迷い猫を7月5日にシェルターにもってくるので、一番忙しい日だそうです。

チツプが埋め込まれている子達は、すぐに飼い主に引き取られるそうですが、そうでないペットは、係の方達が登録し、飼い主が引き取りにくるのを待ちます。感染症などをもっている子がいると大変なので、一匹づつ健康状態を獣医がみるそうです。

すごい仕事だ。シェルターの仕事って。

本日は7月4日。アメリカの独立記念日です。みなさま、ペットはくれぐれも繋いで、花火の音に驚かないようにしてあげるのが吉だと思われます。我が家の子猫たちは、とりあえず、一つの部屋に入れられて、みんなで遊ぶことになっています。