自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

我が家の裏庭に迷い子猫がやってきた!オロオロ....。

渡が大騒ぎしていた。

子猫。子猫!!

と叫んで、私と香穂の部屋に大声で走ってやって来た。私は意味がわからず。

そうすると

アテナが見つけた。子猫子猫!

というので、あっ、子猫を見つけたな、とわかった私。

我が家には三匹の猫がいます。

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先住猫の女の子、ハーミーと、1年ほど前に我が家にやってきたアポロとアテナ。

シェルターから来たのですが、私たちはアポロだけを飼うつもりでしたが、アポロとアテナはものすごく仲が良くて、アポロが弱っている時もずっとアテナが面倒をみていて、とにかく特別な二人(二匹)なので、離さないほうがいい、とシェルターの人に説得された私たち。

私はアテナは、私と同じいたずらの血がながれてることをすぐに察知し、いやー、ちょっと二匹は...。とか、のらりくらりと逃げていたのですが、

「どうするの?私は面倒見れるよ。かわいそうだよ。」という香穂の判断で、二匹を飼うことに決定。

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左がアテナで右がアポロ。兄弟でもなんでもありません...。ただの友達。

私の「イラズラ好きだろう。」のカンはしっかり当たって、まぁ。アテナはやんちゃ、やんちゃ。

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こんな感じで休むことが少ない。

ところが渡も同じイタズラの血が流れているので、どうも渡とアテナはなんとなく、仲がいい。話も通じるようです。

そんなアテナが庭に子猫がいるのを見つけた。それで一番に渡に鳴いて報告したらしい。

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ここからが、必死になる私たち。まずは子猫をよく観察。下半身がとても汚れています。

普通はお母さん猫が綺麗にするのですが、綺麗にしてもらってないことがここからわかりました。

このまま外で生きていると感染症になるなーと思った私と香穂。

私たちの足音が聞こえると逃げるのですが、我が家の猫たちが鳴くと母親だと思うのか、寄ってくる。

餌の箱を少しずつ猫たちがいる窓辺に近づけて、慣れさせて、最後は猫を運ぶキャリーボックスにわなをしかけて、餌を中において捕獲成功。

ここからが大変。ご近所の猫かもしれないので、猫をキャリーボックスにいれて、ご近所を一軒、一軒まわりましたが、どなたのうちの猫ではないということでした。我が家で飼うことも考えましたが、もう我が家の人口密度猫密度は高すぎで、トイレも十分に与えるスペースもないし、もう無理です。

さて、次はネットで、検索。

猫を引き取って、絶対に殺さず、養子先をしっかり探してくれるところ見つけだしました。

まずは獣医にみせて、感染症や病気などがあれば治療してくれます。それから、フォースターペアレントというところで、トイレットトレーニングなどをしつけて、「人間は、信頼できてとてもいい人たちだよ。」というのを教えます。普通の人でも育てられるように訓練してくれるわけです。それから、アダプトセンターに回して、養子先を探してくれるところを見つけ出します。

私たちはカゴにいれて、車を飛ばして子猫を持参。

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なんだか落ち着いたのか、車の中ではスヤスヤと眠っていました。引き渡す時に私があまりにも絶対に殺さないで...と、不安な顔をしてしまっていたらしく、かかりのお兄ちゃんが、猫のID番号とネットの掲示板を教えてくれました。

このサイトで、このID番号をいれたら、この猫が今どうしているのか、写真入りでわかりますよ。助からないような重病にかかった時は、悲しいこともありますが、それもあなたたちにお知らせしないということは絶対にありません。なにかあったら、あなたたちに知らせるので、安心して預けてください。けど、この子はすごく元気で、状態もいいし可愛いし人懐こいので、すぐに引き取り手がつきますよ。必要なのは、健康診断とトイレットトレーニングだけです。

と言われて、安心する私たち。現地でも、いろいろ猫に詳しい人たちとはなしていたのですが、普通子猫は母親に見捨てられたら、二匹などの複数で行動するらしい。数日、我が家の裏庭にいたのですが、複数ではなく単独でおりました。お母さんの鳴き声もしません。もしかしたら、一匹づつばらばらに人間の手で捨てられたのかもしれない.....ということも言われました。そうなのかーとも思いましたが、とにかく、子猫が元気でいいところに引き取られることを望むばかりです。

子猫もなぜかわかったのか、すごく大人しく、かかりの方にされるがままにしておりました。

こういうサービスがあるのが、すごいわー。私が小さい時にもこういうサービスがあれば、よかったのにな。

明日から毎日ネットでチェックです。早く引き取り手がみつかるといいねー。幸せになるんだよー。