自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

大阪ってどこまでふざけるんだろう?と思うけど、ここで育った私にはこれが普通。

大阪に戻っていた時に「あぁ、これが普通だったな....。」と思ったことをポツポツと。南大阪は特に文化が濃いです。大阪を流れる大和川が境目かと。そこから南にいくとさらに濃い。

一つ目。

実家の近くのスーパーで売ってるもの。

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こんなもの、買う人は少ないだろうけど、とにかくどうにか地元の大阪感を出したい病に取り憑かれているイオン。

次は、南大阪を走っている電車に乗って見つけたポスター。

関西大学が創立130年だということで、記念展示会を行いますというポスターです。2つの会場で歴史的なものをいろいろ展示しますということです。第1会場は、関西大学。第2会場は、大阪歴史博物館、です。という真面目なイベントのポスターです。

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よく見えないので、拡大。はにわとタプアヌ仮面との会話。

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さらに会話の続き。

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大事な会場や、日時とかの詳しいことなど、字が小さすぎて見えんし。

見えにくい人はこちら→関西大学のちから1

続きはこちら→関西大学のちから2

いやー、はにわ。ここまでひねるかと思うのだけど、これ、南大阪で育つと普通です。電車のポスターは、ほぼほぼ関西弁。

トドメは、駅前のロータリーの地面の注意書きは、こんな感じ。

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ほとんどの看板や広告は、関西弁です。標準語だと誰もバカにして言うこと聞かないからだろうなーと思う。

こんな環境で成人するまで育つとどうなるか?仕事はできるようになるのか?社会人として通用するのか?という問題ですが、大阪本社の会社の場合は大丈夫な模様。(←現在はどこでも大丈夫だとは思いますが、私の頃)

ところが、私の勤めていた会社で、本社(東京)の方たちとの企画会議がありました。

ポスターのキャッチを考える!というので、私が、

「あかんがな。」と言うと、本社の人が黙った。あれ?と思って、

「ここらヘンで堪忍しといたろう、は?」と言うと、本社の方の一名がキレた。

真面目に会議に参加してください!

と言われたので、ひねりが足りないのかと思い、次々考えて全て関西弁で出したら、さらに怒りをかい真面目に怒られた私。

もっと真剣にアイデアを出せ、とあまりにひつこく(しつこく)言ってくるので、

よう言うわ。あんたらのほうが、さっきから、なーーんにも言ってへんし考えてへんやん。私、さっきから真剣に考えて、ぎょうさんアイデア出してるのに、あんたら、なんにも言ってへんやん。言うたの、日時とか単語だけ、ぼそぼそ言うてるだけやん。何、言うてるねん。どの口が言わせてるねん!!!

と心の中で怒ったけど、まだ空気が読めたので、黙っていました。

後日、東京に出張で行って車内吊り広告を見て理解。

本社の人たちが言っていた「秋の祭典」とか「燃える紅葉」とかいうのは、彼女たちの呟きじゃなくて、真面目に考えていたキャッチだったんだ....と。関西じゃ、誰も見ぃひんで。と思った私でした。