自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの美術大学院に通う娘の授業が想像を絶する件

香穂はアメリカの美術大学の大学院に通っております。普通の大学よりも長い大学院生活。プログラムが相当しっかりしてるらしい。彼女の専攻はストーリーボードという、アニメーションを作り出す前に「こういうアニメつくるのだけど。こんなストーリーなんだ。」みたいなのを見せるアニメをつくるとか、監督が「こういうものを作りたいんだけど、携わる人たちみんなにわかるように動画作ってくれる?」みたいな、建物でいうと設計図を描くような感じの人です。設計図みたいに丁寧にはかかないけど。

とにかく美術系ですからかっ飛んでいる授業も多く、聞いてて驚く。先週はサンフランシスコの警察が所持している馬を見に行って、絵を描いたらしい。サンフランシスコ警察は、イベントなどの人混みのときに、馬にのって見回りをすることがあるそう。それだと高い位置から見渡せる上に、緊急のことが起こっても、すぐに人混みの人たちは、道をあけてくれるので、現場に駆けつけられるらしい。

こんな授業で先生がいろいろ話してくれたそうだ。絵を描いたりするときに動物の骨格などは非常に大事ということで、大学院の教授は昔、大学側に頼んで

授業で使いたいので、馬の骨が1万ドル(だいたい100万円)で売ってるので、生徒のために買ってください。

とお願いしたら、大学側から笑われたそう。動物を知らなければ、動物のアニメーションなんて描けない。という訴えだったらしい。大学側に笑われて、骨も買ってもらえず、意気消沈...というところだったらしいが、教授の友達が突然

あのさー、うちで複数世話している馬の一頭が、心臓発作で死んだんだけど、あんた要る?

と連絡が入ったらしい。それで先生は、すぐに引き取りに行き、乾かして馬の骨を作った。今日はこれを描く授業だったらしい。きのうから、香穂は「馬の骨を描く」といっていたので、私は、骨一本を描くのだとおもっていたら、描いたのは、これだったらしい。

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ひえぇぇーーーー。

この先生いろいろな動物の死骸を乾かして、教材にするらしく、旦那さんも怖がって離婚問題にまで発展したことがあるそうだ。

この授業、死んだ骨ばかり描くわけでなく、先々週は、亀を学校にもってきて、描くとなったそうだ。

昨年はボブキャット(ヤマネコの種類で、ライオンみたいな肉食。体長65–105cm)をクラスに持ってきて、描いてください、となったそうだけど、ボブキャットは曇り空でお天気が悪かったので、非常に機嫌がわるく、生徒たちに威嚇しまくったらしい。もちろんちゃんと飼い主が横にいて、しっかりと鎖で繋がれていて大丈夫なんだけど、威嚇されすぎて生徒たちは怖くて、手が震えてペンをしっかり持てなかったらしい...。

娘の大学院は西海岸では唯一、生きた動物を大学に持ってきて写生するらしく、この授業は人気らしいが、想像を絶してて怖すぎる....。けど娘はこれが楽しので、この大学院を選んだというのは、大学院の選択の理由の一つに入るらしい...。こんなことで進路がきまったの?と思う母...。