自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

Kubo and the Two Strings #久保と二弦 の映画。

香穂の招待で、封切り前にKubo and the Two Strings(久保と二弦)をVIP席で見てきました。

映画館は渡が一緒に行くと、怖いシーンや喧嘩のシーン、人が殺されるシーンなどは、彼は怖くて、すぐにトイレに行ってしまうので、映画館の人様のお邪魔にならない座席に座らないといけないのだけど、今回は、渡はお留守番するということなので、香穂と2人で行ってきました。ど真ん中の特等席での鑑賞。映画の詳しいことはこちら⇨http://beagle-voyage.com/movie-kubo-and-the-two-strings-trailer-posters-2016.html

たぶん、日本では上映されないのでは?と思われますが、とにかく画像が綺麗。画面が綺麗。日本人から見ると「いやー。ここ違うだろう」とか、三味線の演奏は、やっぱり、松本梅頌先生じゃないとダメだろうとか、いろいろありますが、映画は正確だったら人を惹きつけられるわけではないので…。私としては、すごいと思ったことが、結構ある。

1.キャラがちゃんとアメリカ人にウケルるようになっている。

2.製作に携わる人の中に、生粋の日本人が1-2人くらいしかいないのいに、よくぞここまで日本を表現した。

3.日本の文化を表現しつつも、全てを正しい日本を映画内で表現すると、他の国の人からみると??????だらけになってしまって、集中できなくなるのだけど、この違いの部分をキャラクターと風景、文化などを全て上手くアメリカ風にアレンジすることによって、観客を100分間画像に釘付けにさせた。

などなど思います。

いや、すごかった。日本人がアメリカ風に映画を作るというのは、頑張ればできると思う。というのは、英語で検索すれば、資料がガンガンでてくるだろうし。けど、日本には数千年という歴史があり、深い文化があり、独特のマナーやルールがあります。これを英語圏の人が検索するとか、理解するというは、英語ではあまりにも文献や参考資料が少ないので調べるのは大変です。そんな大変なことをお金と時間をかけて、あそこまでできたら、すごいと思う。日本人的には、ほんと、よくやってくれましたと思います。これで少しでも日本や日本文化に興味を持つ人が増えてくれると嬉しいです。そうなるともっといろいろ正しい文化や理解が深まっていきます。違うということをどんどん指摘するだけだと誰も、その国のことに興味を持たなくなるし、話したくなくなるでしょう。そういう意味でもすごい映画でした。