自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

運転免許試験場での自閉症の息子のこと

渡の書類更新でDMV(日本の運転免許試験所のようなところ)に行ってきました。ここは身分証明書やら、いろいろな書類もだすので、いつもすごく混んでいます。予約なしで待ち時間1時間は覚悟。予約があっても20分は待つというところで、マイクの音も、周りの人たちが話す声も通天閣本通商店街級にうるさいのである。

さてさて、渡が耐えれるか?と思うけど、行かないわけにはいかないので、先日からチェックして把握した、2時30分から4時半はDMVは空いているというデータの元、3時前に到着。待ち時間15分で済みました。番号を呼ばれて、機械音で窓口6番に来いと言われるのだけど、どうも息子には、この騒音のなか、放送のマイクの音が聞こえない模様。24個もある窓口。どこにいけばいいのか、わからず、誰も並んでないところに行こうとする。声かけして、窓口を画面で確かめさせて、窓口に直行。

彼が障害者なんですが、身分証明の...

というとすぐに窓口のおばちゃんが渡に

かっこいいシャツを着てるわね!!それいいじゃない!!

と褒めてくださる。いやー、ドロドロになって伸びきったアングリーバードのシャツ。決して褒めれるようなものじゃない。自閉症の渡は、気に入るとそればかり着るので、どうしてもヨレヨレのどろどろになりやすい。おばちゃんは、渡が気に入ってこればかり着ている、ということは、お見通し。

返事はうまくできなくても、褒められてるのはわかるので、むちゃくちゃニヤけた。

やった!!この手続きはうまく行く!おばちゃんの優しさのおかげもあり、手続きの間、渡は始終ご機嫌でスムーズに終わりました。

渡は何度もお礼をいって、帰って来ました。おばちゃま"Great Job"でございます。ありがとう!