自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

私の訳のわからなかった虫刺されと自閉症の社会性と。

会社の昼休みに走っていたら、まだ本格的な夏でもないのに、30度。2時や3時になったら、もっともっと温度が上がるシリコンバレー。汗ぐっしょりで会社に戻って椅子にすわったら、太ももがチクリとしたみたら、こんな虫が。

汗の湿度に引かれてくっつてきたのかも。

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思わず絶叫。開発リーダーが、じっと眺めてから、外にだしてくれた。我に返った私は

「自分のことをさした虫の写真だけでも取っておこう!」

とあわてて撮ったのが上の写真。いったい何なのか?わからなかったので、facebookにあげたけど、Likeはつくけど皆さんわからない模様。

Twitterで、この虫なんでしょううか?とあげたら、長野県在住の方が、

かっこいいですね、クロカタビロオサムシです。

と教えてくださった。ありがたい。オサムシの一種も模様。けどすごい時代になった。アメリカで虫に刺された?もしくは、噛まれたのに、長野県の方がすぐに答えてくださる…。すごいです。とりあえず、足も腫れなかったし、毒もなさそうなので、ほっとしております。

さて、渡のほうは、Facebookで大学のお友達と夜にピザ屋でバスケットボールをみる約束をしておりました。

思うのですが、やはり障害があっても高校の時から、多くのお友達が使うソーシャルメディアの安全な使い方というのは、教えておかないとどんどん孤立してしまうと思いました。危ないからと使わさなければ、9割以上の生徒が使い、連絡や宿題のシェアなどをしているのに、つかわなければ、さらにどんどん孤立してしまう。

私は高校の時から教えたのですが、渡はまったく興味を持たず。これは私ではどうにもならないと思い、大学に行ってから、facebookを安全に使いこなすことをIEPのゴールにしたので、特別支援の仕事の方を担当してくださる先生が1年かけて使い方を教えてくださった。

そしたら、あっと言う間に、大学生のお友達と一緒に映画を観に行ったり、ピザ屋にいったり、レーシングカーに乗ったりと一気に社会性が広がった。今や宿題がたんまり出て、家で財源なく絵を描き続けるお姉ちゃんより、渡のほうが友達と出かける回数が多いほど社交的になってきました。けど、行った先で一緒に仲良く会話して遊ぶわけじゃない。口頭で話せないのは相変わらずだし。

今日は、バスケットボールをみるためにピザ屋に行ったのですが、渡はルールもわからないしあまり興味もないので、公文の数学を持参してそこでやると言い出した。いやーそれ怖すぎる...。なんだか、数学の方程式を理解したらしく楽しいそうだ。夜の8時にピザ屋で待ち合わせしてバスケ見ないで公文やったら、全力で怖いからと、必死で止める私。学校の先生は、前から

渡はみんなと話すわけじゃないけど、みんなといる雰囲気が大好きだから、だまって雰囲気を楽しむ。そういう楽しみ方もいいんじゃないかな?

と言ってくださっているので、参加してて話さない上に公文するのはよくない。

とりあえず、公文は車に置きに行き、ピザ屋に行った渡。ほっとした。しっかり試合をみて帰ってきた渡。明日はお仕事するそうです。はー、忙しい学生だなぁ。