自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の渡の歯科検診。やっぱり、やらかしてくれた。

渡の歯科検診の日です。小さいころは歯医者を嫌がって、もう一生歯医者に行けないのじゃないか?と思っておりましたが、ABAのご褒美制度をセラピストが導入してくれたりとか、自閉症を診れる先生を探したりとかしながら、歯医者を理解してもらえるように、図とスケジュールで示しておりました。

現在通っているところは、看護婦さんが非常に自閉症を学んでくださっていて、ほんとうに根気よく優しく接してくれたのもあります。いまだに歯医者に来ると、必ず挨拶をしてくれて、診察が大変だった頃の昔話に花が咲きます。実家にもどったようになっています。

最近は、渡も歯医者は非常にうれしい場所らしい。だんだん渡も私の実家に連れ来られたくらい、リラックスしています。

今日は、歯医者に到着するなり先生が待合に出てきてくださったので、渡もしっかり挨拶。それから、診察です。診察台に座るやいなや、渡が突然先生に言った。

僕は、絶対に歯医者さんを噛まない。

先生、大ウケ。

渡、君のその言葉は、この部屋の壁に看板として貼りたい。

と言われていた。私、オロオロ....。

けど、考えてみると子供の頃から歯医者が好きで、好きで。なんていう子はほとんどいなくて、みんな歯医者が嫌いだろうなと思う。この先生のところに通う子は先生を見るなり抱きつく子もいるので、好きな子も多いんだろうけど。

そういう子供ばかりじゃなくて、やはり、パニックになって、指を噛む子もいるかもです。

渡は漫画かどこかで歯医者の指を噛む子供って見たのかも...。

けど、「絶対に医者を噛まない」が最初の第一声って、アンタはどれだけ凶暴なんだよ!!と思う私でした。