自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

日本最終日

さて、深夜便でサンフランシスコに向けて、飛びます。子供達は大満足。

昨日は、ホテル内の室内プールで泳ぎまくりました。このプール、前々日に香穂と二人で見学させてもらいました。

最初のハードルは、靴を脱いで下駄箱に入れ、鍵をかけて、スリッパに履き替える。いやー。これは無理かも。まずは鍵式の下駄箱を見たことがない可能性大。ハードル高すぎ。さらに、室内が2階建になっていて、ちょっと入り組んでいる。

着替えて階段をおりて踊り場からさらに、おりてプールなのだけど、踊り場から反対側の女性の更衣室に登りそうな勢い。渡は階段は降りるより、登る方が好きです。プールに行かずに、女子更衣室に間違って入ってしまう可能性もでてきました。いろいろ見学して、あーでもない、こうでもないと、相談していると、プール担当の係りのお兄ちゃんから、

なにかお手伝いできますか?

と聞かれたので、

明日、自閉症の息子を連れて、泳ぎに来ようと思っているのですが、ちょっと下見させてもらっています。成人なので、私たちが一緒に更衣室にいけないので。

と話すと、

そうですか!ごゆっくりみてください。いらしたときに、なにかお手伝いできることがあったら、どうぞ、なんでもご遠慮なく、おっしゃってください!!

と言われたので、これは嬉しい。余裕です。渡が更衣室に入ったまま出てこなくなったら、このお兄ちゃんに言えばいい。よし!よし!これで大丈夫だ。

ということで、きのうは、部屋で準備。香穂が、準備を開始しました。まずは、下駄箱の説明を口頭で説明しながら、絵を描いています。着替えて、階段を降りた踊り場で香穂と待ち合わせ。そこからさらに一緒に降りることが説明されています。

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さらに、このプールは、古い構造のため、足を洗うスペースがあります。そのことも次の絵で、驚かないように説明。律儀な自閉症ですので、足を洗うところで全身をつけてしまうことに挑戦することも考えられますし...。(笑)

最後はゴーグルをしてプールにたどり着くことが書かれている。

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昨日の夜に説明してから行きましたが、なんの問題もなく、昨日のお兄ちゃんの手を煩わせることなく、無事にプールにたどり着きました。

帰りは大浴場も使って、大満足。まさか東京でお風呂に入れる、プールに入れるとは思っていなかったので、大喜びの渡です。

満足して日本をあとにしました。さて、アメリカに帰ったら忙しいよー。いろんな出会いがあって、いい旅行だったね!