自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

映画「そして父になる」をみた

Netflixで映画「そして父になる」がオンラインでみれるとわかったので、昼休みに数回に分けてみました。私は劇場でみたので、今回で2回目。

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いやー。これはいい。感動と思っていたけど、開発リーダーは独身だし、子供もいないし、意味わかんないだろう....。と思ったけど、感動していた。画像が綺麗だし、うまく出来ているといっておりました。福山雅治さんが演じるお父さんがすごく嫌な奴がうまいなぁと。これだけかっこ良かったら、この役こなすのむずかしくないんだろうか?と。ただ、わけわからないのは、奥さんの役の立場の事だそうだ。この映画、奥さんが最終的にダンナさんの決断に従うのだけど、開発リーダーとしては、

いやー、そこ、怒るとこでしょう。母親なんだから。母親が伝書鳩みたいに「お父さんが言ったから、こうします。」なんて従っていたら駄目でしょう。ここ、タンス投げてでも反対するところです。(笑)アメリカの女性だったら、もう頭から火を吹いていますし、怒りだして、何人も手がつけれないでしょうし。

遠い目をしていた。(←過去に経験があるのか??)

いやー、開発リーダー、それだと日本の女性と結婚は難しいなぁ。日本は主人を立てる美があるんですよ。やっぱ、リーダーがおつきあいするとしたら、芯がつよくて、ばしばし意見を言う外人系の女性なんだろうなーと思う。

開発リーダーの好みをいろいろ聞いていると、自分の意見を言えない女性は苦手なそうです。必要なものは、はっきり明示してもらいたい、というところなのでしょう。「察してください」となると、何をするにも時間がかかってしまうし、子供のことを一番知っているのは、やはり母だというケースが多いので、その母がしっかりと意見を言えない家というのは、問題なんだろうなーと思うそうです。

私はリーダーとは別の視線からこの映画を見ていて、私は母なので、母目線でみておりました。お互いの被害者の母同士が仲良くなる事も解ります。自分の命に代えても守りたい子供の命を預けるわけですから、そりゃ、預ける人とは仲良くしたいし、同じ被害者意識もあるでしょう。さらにこの映画で子どもたちが、お互いの家で、お泊まりする時に非常に細かく子供のことを伝え合うシーンがもう泣けます。

「チョコは食べさせてない。」とか「恐がりで、お手洗いに夜に一人でいくのは大変だった。」とか。そうなのです。母親っていうのは、そういう細かいところも見ながら、子育てして、なるべく突然ルールが変わったり、環境が変わって怯えたりしないようにするわけです。

感動の映画ですので、どうぞみなさん見てくださいませ。