自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

都議会野次と日経womenの記事

都議会のセクハラ野次が話題になりました。が、マスコミは取り上げる方向が違うなとも思っておりました。日経Womenに「都議会やじ差別発言。アメリカだったら?」というのが載っています。こちらをクリックすれば読めます。→都議会やじ差別発言、アメリカだったら?

たしかにそうだと思いました。言い返す事に慣れてないし。さらに、私も男性と歩くと、半歩さがって歩く時がある。いまだに、これはうちの開発リーダー(彼はアメリカ人ではないけど、感覚がアメリカ人。)と歩いていても、半歩下がる時があるので、注意される。さらにアメリカのドアーは自動ドアーは少ないので、開発リーダーと居る時は私はドアを自分で開けた事がない。男性がドアを開けてくれることを受けれないと、一緒にいる男性が、男女別主義者だとみられてしまう。

たしかに!うちの渡もドアーを開ける事はもう小さい時から練習しているけど、いまだにタイミングがあわずに困っている。だけど、お姉ちゃんは絶対に自分で開けない。渡に練習させています。これができないと男じゃないじゃん、と。難しくてもきちんと練習してできるようにならないと。と姉は社会で弟が通用する様に厳しいわけで。

この記事、面白かったのは、誰も助けて貰えないと言う事に慣れている女性の話ですね。あの野次の動画はCNNでも流れいるので、アメリカ育ちの娘も見ました。非常に気持ち悪く後味の悪いニュースだそう。この記事にある他の記者の感想、

「またか!」

も解りますね。アメリカにいると年齢を聞かれることがないので、自分の年齢を忘れる。健忘症かと思われそうだけど、本当に聞かれる事がない。処方箋の薬を取りに行く時は、誕生日を聞かれるので、私が年まで言うと、

「年はいらないわよ。誕生月と日だけで」

と微笑まれた。聞かないという暗黙の了解が社会で通っている。

私が年齢を思い出すのは走る時ぐらいですね。Age Group(年齢別グループ)で表彰されるため、登録時には、自分の年齢を記入しないといけない。けど、これは何歳とわかるわけではない。

じゃアメリカでは差別はないのか?というと、差別はたくさんあります。密室や単体でいるとあり得るけど、公の場所でやるとそのことを注意しなかった人や、行った人には、ものすごい代償がくるということ。この記事、解りやすかったです。