自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

自閉症の息子が準備する大学での学年末試験

息子の学年末試験があります。この週は、すべてのスケジュールが変わります。これは、自閉症やオーガナイズが苦手なADD/ADHDの人たちには結構負担じゃないかな?と思いました。テストが2時間で行われるため、始まりも違う。さらに教室が変わる場合もあります。もっと最悪なのは、大学側が発表したスケジュール

月曜日の9時から始まる授業は月曜日の朝7時半からテスト開始です。

火曜日の朝8時から始まる授業は木曜日の朝10時40分からテスト開始です。

みたいなものがあるのですが、これを各クラスの教授が

あっ、大学はこういってるけど、うちのファイナルはこの時間だからねー。

みたいに2段階で変更されてしまうとさらに混乱。

これだけではありません。

テスト勉強が解らずに質問しようとすると、今度はいつもやっている質問のクラスの時間も変更になっています。ファイナルウィークの間の質問時間は...。という感じです。

これでも足りず。

「じゃ、テストがいつもと違う時間なので、図書館であまった時間勉強しよう。」としても図書館もファイナルの間は、開いている時間が違います。

さらに

「いつもと違う時間にお昼を食べる」

ので、弁当だとどこで食べれるかわからないので、いつも同じところにあるカフェにしてあげた方が負担がなくなるかな?と思っても、カフェの時間まで変わっている。

あぁ、これがテストウィークの混乱というやつだ。

と思いました。テストが受けれずに落ちるという生徒もいるそうで。普通の子でもこのテストの前1週間とテストの週間は学内で喧嘩が多いそうです。みんな寝ていないので、ちょっとしたことでも腹がたち、その喧嘩に巻き込まれる事が多い発達障害のある学生。絡まれることもあると他大学では聞きました。喧嘩になるとすぐにキャンパスポリスがやってきます。捕まる訳ですね。

なので学年の最初に友達と授業をとる計画を建て、テストの時も迎えに来てもらったりする生徒もいるそうです。我が家の息子は、彼なりに調整していますが、それでもすごく緊張しているので、きのうはお姉ちゃんにプールにつれて行ってもらって、さらに大好きな長崎ちゃんぽんを食べにいき、相当クールダウンしたので、そこからテスト勉強をしていました。よーするに、テスト時間以外はなるべく大学にいないようにするスケジュールを今回は組んでみました。

なかなか大変なアメリカの大学期末試験です。