自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

アメリカの大学の厳しさをほんの少し体験してみた私

冬休み。娘の受験が追い込みなのに、舞台芸術の課題が半端ない。舞台設定とカーテンを作る2つの課題なのだけど、カーテンのほうに苦戦。同じチェックの生地を大量に在庫で持ってるお店がなくて、ロサンジェルスまで生地を購入しにいき、山のような生地を自宅に持ち帰りました。デザインや設計は手伝えないけど、

舞台で使うカーテンをミシンで縫う。

という一部分は手伝えるので娘に聞いたら、大学でも手伝ってくれる人はいて、それはO.Kなので、手伝ってほしいというので、手伝うとヘトヘトに疲れました。

きのう10時間近く運転して自宅に戻り、すぐに取りかかる。夕方から今日の午後3時まで寝る時間以外は娘は生地にアイロンを当て続け、私はずっとミシンを踏んでて、ミシンがなんだかモーターのこげたような臭いがしてきたくらい。部屋中というか家中、生地だらけだし。こんな生地の海の中で生活するの初めてだ。

目が疲れたので、目を閉じるとカーテンのチェックの生地の模様が出てくるくらいでした。たった1日近く手伝っただけで死にそうになった。

よくよく話を聞いていると、大学があるときもこんな感じで、舞台芸術の課題や練習を夜中11時までして、そこから真夜中2時3時まで一般教養の宿題をするらしい。朝は7時起き。ごめん、女工哀史を思い出した。

えっー!!私みたいに嫌になったら、どうなるの?

と聞いたら、

ほとんどの子が泣く。ほぼ全員の女の子の泣いてるところは見た。先生の前で泣き崩れるなんてわりとある。先生も対応になれてるから、なんだかんだ慰めたり、励ましたりして、進めて行くんだ。うちの大学は舞台芸術を一通りやるから、どれか向いてないものに当たるんだよ。照明、設計、ペイント、総監督、助監督、大道具、小道具、コスチューム、etc...私は照明があんまり好きじゃないかなぁ。けどできるようになったけどね。

きょえーー!!泣いてまで勉強するのか?私には、できん。

けど、泣いてるだけじゃ解決にならないじゃない?

と言うと、

やめるか、そのまま自虐行為にでて、突っ走るか。どっちか。私の同級生は7割がやめたり専攻変えたりした。けど、それはそれでいいと思う。違うと思ったら、違う事して大学生活を無駄にしない事が大事だし。専攻は変更できるし。舞台は自分の時間はほとんどないからねぇ。けど、もし自分で決めれなくても、手をとめれば、成績とれなくなるから、落ちることもあるけどね。在学中はね、自然と道は決まって来るもんだよ。

えっー。そんなぁ。せっかく入ったのに、専攻を変更するのか。けど、違うと思ったら変えれるのはいいなぁ。空いた部分には、他校から試験を受けて入ってくる子がいるらしい。これはこれでまた試験も大変らしい。

ということは、あなたは自虐行為にでたっていうことね??

と思った。けど、娘曰く。

まー、これはこれでいろいろ学べたので、楽しかったけどね。

恐るべしアメリカの大学。