自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

悲しい渡の夜

さて本日の日曜日はお姉ちゃんの春休みが終わる日。ということは香穂が、寮に戻る日ということです。遅い便にした香穂は、ぎりぎりまで渡とのんびりすごし、渡が大好きなピザ屋さんに友達と行きました。

空港に向う車で、だんだん言葉数が少なくなり・・。

「あぁ。また落ち込んでるな」

とおもったものの、香穂に励まされてなんとか笑顔でお見送りの空港到着。

空港ロビーにいくとゆっくりと回る飛行機が・・。

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ここはやっぱり自閉症で、しっかりと釘付け。特に小さなプロペラには大興奮。

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手をひらひらとさせて、ひきつけたかのように震えています。

えっーさっきまでお姉ちゃんがいなくなるから、落ち込んでいたのでは?

しばらくしたら、お姉ちゃんから

「じゃ、行くわ」

と言われて、我に返る渡。

なにも言わないので

「じゃ、渡。私も行こうかな・・」と香穂について行こうとするとさすがに

"Mom,Come back!"

と引き止められ・・

「そうね、じゃ、もう少し渡と一緒に住まないとね。」

ということになり、お姉ちゃんとはお別れ。次に会えるのは4月末だね。

セキュリテーチェックに消えて行く香穂に手を振ると、一気に暗くなる渡。やはり帰りの車の中では一言も話しません。大丈夫だよ。お姉ちゃんはまた帰ってくるよ。と励ますとさらにへこみそうなので、

「明日は、学校で数学の授業があるねぇ・・」と日常にもどす私

”Yes, Math!"

といったものの・・やっぱり元気がない。いつものことですが、時間が解決するしかないので、日常にもどるまでちょっと心はお休みの渡です。