自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

大学受験の発表シーズンですね。

この時期になると私が思い出すのは香穂の大学受験。

香穂は南カリフォルニア大学(USC)をウケたのですが、ここは全米でわりといい大学です。とても厳しいところで、香穂は説明会にいってもなんだか、反応がなかった。

で、帰って来てから進路カウンセラーの方に、質問されておりました、

カウンセラー:どうだった?

香穂:うーーん

カウンセラー:じゃ、良かったところを言ってくれる?

香穂:学部の目の前に吉野家があった。これは最高!

カウンセラー:じゃ悪かったところは?

香穂:タマネギが大きすぎ。

そんな会場であったこと。

あんた!いったい何しにいったんだよっ!状態の合格説明会でした。で、どうするの?どうするの?説明会まだ続くよ。と言ったら

「あぁ。。そうねぇ・・・」とノンびりとしている。来てる人に声かけるとかね。友達つくるとか。

「あっ。ここではいいかなー。」と言う彼女

「ねぇ・・」と聞くと話しだす香穂。なんだか、悩みでもあるのかな?と思いよく聞くと、

「あのね。ここの昼おいしいんだよ。サンドイッチ。合格した子に食べさせるのは結構いいヤツなので、おいしいんだ。これ食べたら、もうここには用事ないかな・・。かえっていいよ。」

ほんとかよ。目的は昼だけかよっ!と思う私。日本でいうと東大レベルの大学なんですが・・。

サンドイッチで用事は終わりだったそう。

なんかランチに出す物で行く大学を決めるのか?と心配しましたが、後半まじめに他大学ではいろいろ聞いてましたので、あっ、そういうことね。ここが嫌だったのね。とわかりました。

けど、食べ物は本当に大好きな娘です。まちがいなく私の血だと思います。

今は元気に大学に通っていますが、彼女のペースで楽しそうです。

マジでタマネギが大きかったので、USCに入学しなかったのか?と心配しましたが、やはりそれもちょっとはあったんだろうなと思う今日このごろです。