自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

理系の人とランニング

すっかり有名になってしまったうちの会社の理系の開発リーダー。

うちの会社では、社員にはNike+のセンサーが配られます。

アップル Nike+iPodSensor MA368J/D

アップル Nike+iPodSensor MA368J/D

これは、東北の先生が教えてくださったもので、感動ものです。Y先生ありがとう!

これを持っていれば、なかなか走るのが楽しいです。

iphoneに、nike+ や、Nike+ GPSというアプリをインストールすると、現在自分が走っているコースも地図で示し、記録をとってくれます。

アメリカでは、19ドル程度でアップルやNikeの店で売っています。

オンライン上で、コミュニティに参加できたり、自分のアバターをつくれたり、目標を決めたり、コーチがいてくれたりするので、走りやすいです。



アートディレクターはあまり走るのが好きではないそうですが、開発リーダーは、コードを書いたりし始めると一日同じ姿勢で体が固まることもあり、よく走ります。

私も走るのは好きですので、たまに走りながら会議することもあります。ブレインストーミングを走りながら行うこともあります。


さて、この走るコース。

私は、いろいろな場所を走るのが大好きで、走りながらいろいろな物がみたいほうです。

たとえば、この写真は、

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リスが塀にのぼって、大きな大きなひまわりの花の茎を噛みちぎっていて、

「なんで噛むんだろう?」

と不思議に見ていると、なんと自分の体の3倍以上はある花全体をそのままごっそり、くわえて走って逃げました。残ったのは、ひまわりの棒状の茎だけです。

すごっー!!リス。根性ある!と感動する訳です。


さらに各お家のお庭をみながら走ったり、このようにぶどうがなっている横を走って、

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「あっ、これはワイン用なんだなー。カリフォルニアだなー。冬でもまだ収穫しないのは、甘めのものを作るのかな?」

とか、感じながら走るのが好きです。

鹿にあったりできるのもここならでは!です。


ところがリーダーはいつもの決まったトレイルのランニングコースを走るのが好きです。

ここは、マラソン大会にも使われるコースで、路上には、スタート地点が記してあるし、1km地点には路上にサインが書かれています。

2km、3km、4kmとサインはきちんと書かれています。同じコースを何度も走るのは飽きてしまう私には、毎回同じコースを走りたがるリーダーがなぜか?が、わからない。

一度聞いてみました。

リーダー曰く

「このnike+センサーが1km、2kmと声で教えてくれるじゃないですか。それと地面に書かれている数値があうと楽しいじゃないですか。だから同じコースが面白いんです。」数値が合うから、おもしろい???意味わからん。だって、nike+は使う前に、調整して400mトラックを自分で歩いて距離をセンサーに覚えさすので、路上の数値とあって当たり前じゃないの?と思います。地球が急に伸び縮みしないし...。

けど、リーダーは同じコースを走って数値がきれいに書いてあるのが好きだといいます。

「へん。」と言ったらリーダーには

けどゆみさんのように、気分で右にまがったり左に曲がったりして走っていたら、走りすぎてしまうし、一定の距離と速度を保てません。さらには、思いつきで走ると前回のように山の方に入ってしまって、GPSが効かなくなって迷子になり、パニックになりますよ。

そうだった...。ちぇっ、記憶力いいなぁ...リーダー。前に、私はくねくねと走ってる間に山の中に入ってしまい、GPSが効かなくなって、

「ここはどこ?私は誰?」

状態になったのだった...。さらに、気分で走るので、折り返し地点が明確に決めれなくて家に戻ってくるのに必要以上の距離を走ったりもするのだった...。


けど、やっぱり同じコースは飽きる私です。少し多めに走っても、違うコースを走りたい。

こんなリーダーは日々、アンドロイドのVoice4uをブラッシュアップしていて、また近々使いやすいものになって皆様のお手元に届くそうです。