自閉症 渡の宝箱

自閉症の渡が、日々起こす騒動や療育についてとシリコンバレーでの起業、生活を綴っています。

ついに体調を崩した私

先日の夜。

「あれ?なんか、お腹が痛いなー。」

と思っていたのですが、気にせずにいつものように御飯をつくり、庭の手入れをして、

夜に自分の部屋にいったら、おも○しをしてしてしまったか?のようなへんな感じ・・。

見ると血でした。

まったく止まることなく部屋やお手洗いはみるみる鮮血の海に。

慌てた私は手元にあったタオルで対応しようとしましたが、全くだめ。足りません。

私の異変に気がついた渡が、部屋にやって来てくれて、もう目をくりくりさせて、びっくりです。

「わるいんだけど、タオル持って来てくれない?」

の言葉にあわてた渡は山のようなバスタオルを持参。

パニックにならないように、自分で自分を押さえて必死の様子です。

「あっ、渡、使えるかも・・」

と思った私。


けど、もう動けないなーという感じになり横になるしかなく..。しかし、ベットもあっという間に赤くなり・・。

婦人科系が弱い私は、

「やっぱなー。婦人科系は弱いなー。まっ、ちょっと静かにしてれば止まるだろう。」

と甘くみてました。


一日目はこれでよかったのですが、2日目になっても止まる気配もなく。

ベットもお手洗いも、とにかくどこももう血で臭い。まぐろを大量にさばいたような匂いの我が家です。

渡は、ことあるごとに私の部屋にやってきては、伝書鳩のように、チョコや食べ物水分をせっせと運んでくれます。

汚れた床も一生懸命拭いてくれています。

洗濯もまともにできなかったのに、タオルを集めては、なんとか必死でやっています。

「なんだ、せっぱ詰まれば、渡もできるんじゃないの!甘やかしてたかな??」

とおもった私。


けど、出血のほうは、

「あっ、こりゃだめだ。止まんない」

2日目の夜に気がつきました。緊急に行こうか?とも思ったのですが、

緊急に婦人科の先生がいるとも思えず・・。第一、アメリカの緊急は命にかかわらない限り2時間とか、平気でまたせるので、これだけ出血したら2時間あれば待ち合いは確実に血の海です。

2日目の夜は、だんだん気が遠くなるので、

"Out!"

と悟った私。


次の日の朝に主治医の先生に電話をして午後にみてもらいました。病院にいくのも結構大変です。

先生に

「緊急にいってください!こういう時は・・。」

と言われた私。けど、深夜に緊急にいこうにも渡がいるし・・。自閉症の母親って、病院も簡単に

「それ!」

っていけるもんじゃないですよね。勇気が要ります。

とりあえず止血しないことには、精密検査もあったもんじゃないようで、とりあえず止血です。ホルモン剤の投与がはじまりました。


すこーしづつ出血が止まったのですが、立ち上がれない。鉄剤を取っているのですが、まだすぐには効かないので、ふーっと気が遠くなります。

遠くなる意識の中で

「あっ、日本酒のみたいなー。越ノ影虎の超辛口。土佐鶴もいいな。湯豆腐だとおいしいだろうなー。」

とおもっておりました。

やっと今日、立ち上がれました。はー。なにが大変って、これからの掃除が大変です。

洗濯と拭き掃除の山が私を待っています。

がんばるぞぉ。